…『サミシイ』と『誰か』が泣いて…『傍にいる』と『誰か』が『誰か』を抱き締めた…
 …そんな『夢』を見た…


 
―『愛』のために…―  
 

 「……ここは…?…」
 アレンが目覚めたのは…見慣れぬ部屋だった…
 …でも不思議だ…なんだろう…?…なんか懐かしいような…
 そう思ってキョロキョロと辺りを見回していると…
 「…あっ!アレーンv目が覚めたぁv」
 嬉しそうな少女の声が不意に耳に入った。
 
 ―!…
 その声にアレンは心当たりがあった。
 …知っている声…だけど味方ではない…むしろ敵…(…ただ…何故か向こうはアレンに好意的なのだが…)
 その事実にアレンはハッと弾かれる様にその声のした方を向き、警戒しつつ記憶を辿る…
 …自身の置かれた『現状』を思い出そうと…
 
 「良かったぁーvなかなか起きないから僕ら心配したんだよぉv」
 
 ―『何がどうなっているのか?』…『それ』を思い出そうとするアレンにロードが嬉しげに暗闇から姿を見せる…

 「ねェ!v千年公ーv」
 そしてロードが振り返り呼び掛けると、その背後にやはり暗闇から千年伯爵が姿を見せ…
 「エエv心配したんですヨ?vアレンv」
 ニコニコと嬉しそうな笑みを浮かべてそう言う。

 「…は…はくしゃ…く…?…」
 …まったく唐突な『宿敵』の出現…しかも何故かにこやかに話し掛けられた上に「心配した」等と言われアレンは混乱しつつも…『ジリ』と目を覚ましたベッドの上を、伯爵とロードを睨み付けつつ後退る。

 「…なん…で…」
 …目が覚めたら何故か知らない(けれど何故か酷く懐かしい)場所に居て…(ロードはともかく…)何故か伯爵が僕を「心配した」と言った…『それ』が何故か解らなくて…アレンは困惑も露わにそう呟いた。
 そのアレンの呟きに、伯爵は芝居がかった様子で小首を傾げ…
 「…覚えていないのですカ?v」
 そう問うと伯爵はベッドの上に上り…
 「…お前は自分から我輩に付いて来たのですヨ?v『アレン』v…イエ『14番目』v」
 アレンの腕を『ガシリ』と掴んで、アレンを自らの傍に引き寄せそう告げた。
 
 「…なっ…!…なんだって…!…」
 告げられた『その科白』に…アレンは絶句する。

 ―けれど次の瞬間…
 …あっ!…ああっ…!…
 アレンは目を見開きガクガクと震え出す。

 「…み…んな…みんなは…」
 そして震えた声音でアレンはそう問い掛ける…

 ―伯爵の言葉が『呼び水』となって…『思い出した事』…
 …それは…『仲間』の『無事』と引き替えに…アレンが伯爵の要求に従ったこと…即ち『教団を捨て、ノアに降ったこと』だった。

 「…勿論無事ですヨv我輩は『家族』との『約束』は守りまスv」
 震える『アレン』のその様子に、伯爵はニィと嗤って告げると…
 「だから」と伯爵は言い置き…
 「お前も我輩との『約束』v守って下さいネv『14番目』v」
 伯爵はにこやかに笑って『アレン』を抱き締めてそう耳元で囁き…
 「…『教団』なんてホントはいつでも潰せるのですカラv」
 そう物騒な笑みを浮かべて告げる。

 ―その伯爵の言葉にアレンは目を見開いて涙を流す…

 …伯爵の『言葉』から感じた凄みに…その『本気』を感じ取り…

 …もう…本当に…帰れない…
 そう絶望して…

 そんなアレンの様子に伯爵は更に笑みを深めると…アレンを抱き締めていた腕を解き、すっくと立ち上がり…
 「サvアレンv立って下さイvみんなあなたを待っていますヨv」
 『スッ』と伯爵はアレンの前にその手を差し出す。
 
 目の前に差し出された『その手』を見て、アレンは絶望の中呆然としつつも、それでも『その手』を取ることを躊躇していると…

 「…どうしたのですカ…?v…『アレン』v…いえ『14番目』v我が『兄弟』v」
 心なしか低い声音で、伯爵はアレンの瞳を睨み据えるように見つめつつ殊更に『強調』するようにそう告げる。
 アレンは…その伯爵の『言葉』に…そしてその瞳にビクリとする。

 …何故なら…アレンは…伯爵のその瞳が…言外に「『約束』を忘れたのか?」と告げていると感じたから…
 …そして『それ』は事実その通りで…

 …『絶望』と…『教団の過去の非道』を知ってしまったが故に…『心に微かに芽生えていた教団への失望』が…この時アレンの心を弱らせていた。

 「…サア…v…アレン…v…」
 そして更に促されて…遂にアレンは目の前に差し伸べられた、伯爵の『手』に自らの『その手』を重ねる。
 昏い表情で…『千年伯爵』の手の上に自らの手を乗せたアレンを見遣り、伯爵とロードは嬉しそうに笑みを浮かべる。
 そして伯爵はアレンの背中へもう片方の手を回すと…
 「サアvアレンv立って下さイvさっきも言いましたがみんな待ってますヨv」
 にこにこと笑いながらそう告げる。
 その伯爵の言葉に…アレンは昏い表情でのろりと立ち上がる。
 今度は大人しく従ったアレンに伯爵とロードは嬉しそうににっこりと笑い合うと…
 「デハv行きましょウv」
 そう言って重ねられていたアレンの手をそのまま握り伯爵はアレンの手を引き、そしてそんな伯爵に負けじと…
 「僕もぉv」
 そう声を弾ませてロードがしがみつくように、アレンの腕に自らの両腕を絡ませる。

 そうして三人はその部屋を出る。

 にこにこと上機嫌でアレンの手を引く伯爵と腕を絡ませるロードに挟まれて、アレンは陰鬱な昏い表情で俯きがちに歩く。
 力無く。二人に引っ張られるような形で…

 そして暫く歩いて不意にピタリと伯爵とロードが止まる。
 「着きましタv」
 その言葉にアレンはのろりと顔を上げると、そこには大きな扉があった。
 そしてその扉をアレンが認めたと同時に伯爵がアレンの手を放し、ロードもまた絡めていた腕を解いた。
 その二人の行為の意図が読めず、伯爵とロードの顔をアレンは思わず見比べる。
 「さあ、アレンv」
 「開けてみてェvアレン〜v」
 困惑も露わに自分達を見るアレンに、伯爵とロードはにこりと満面の笑みを浮かべて言う。
 二人のその言葉に、アレンはもう一度俯いて強く歯噛みし両手を握る。
 歪んだその表情(かお)は悔しげで…けれどそれも僅かな事だった。
 顔を再び上げた時にはもうアレンの表情(かお)は歪んではいなかった…ただ…僅かに昏い陰が見え隠れするのみで…

 そしてアレンはゴクリと固唾を呑んで、ゆっくりと扉へ手を伸ばし、その触れる直前、一瞬その手が止まる。
 それは本当に一瞬…刹那の躊躇…

 けれどアレンは結局扉を自ら開く。その行為が決定的な教団との別離とノアとなることを認める象徴たる行いであり、伯爵がその意図を持って促したのだと分かっていても…それでもアレンは開けない訳にはいかなかった。

 ―『教団』がどんなに酷い所だったとしても…それでも其処にいる人達がアレンは大切だったから…

 …だから…伯爵の『本気』を見せ付けられたアレンには…もう抗うことは出来なかった。

 …出来なかったから…アレンは結局伯爵の手を取った。その時点で『教団』にどのみちアレンの居場所はもう無い。

 …強情を張って…抗う事に…もうアレンは意味を見出せなかった。
 …もう…その気力が無かった。

 …だからアレンは扉を開けた。伯爵の言いなりになる事に僅かに抵抗を感じても…それでも徹底的に抗う気力がもうアレンには無かったから…

 そうして開かれた扉を前に…けれどそれでも俯き立ち尽くすアレンに痺れを切らしたのかロードが先に中に入り、そして直ぐに振り返ってアレンの手を引く。
 引かれたその手にアレンが顔を上げると、そこには何人ものノア達と複数の円卓に並ぶたくさんの料理と給仕姿をした数体のアクマがいた。
 「……これは…いったい…」
 その光景に目を見開きアレンは思わず呆気に取られてそう漏らす。
 「フフvアレンの歓迎パーティだよぉv」
 「…ロー…ド…」
 嬉しそうに微笑うロードにアレンは戸惑うようにその名を呟く。
 「さあ入りなさイvアレンv今日はおまえが主役でスv」
 伯爵もまたアレンの隣で嬉しそうにそう告げて…
 「寄生型のお前はたくさん食べるでしょうからビュッフェ形式にしてみましタv足りなかったら言って下さいネv」
 にっこり笑って続けられた伯爵のその言葉に、アレンは今度は伯爵を振り仰ぎ…
 「…どう…して…」
 凝視しつつそう呟く。
 「…何がですカ…?v…」
 アレンのその呟きに伯爵はこてんと首を傾げてそう問い掛ける。
 「…なんで…こんな…僕は…あなたたちが何て言ったって…でもやっぱりエクソシストで…しかもノアって言っても…僕の内(なか)にいるのはあなたたちを裏切った『14番目』でやっぱり敵でしょう!?…なのに…どうして…閉じ込めるわけでも…イノセンスを壊すわけでもなく…それどころか…こんな…なんでついこの間まで敵対していた人間を受け入れられるんですか!?…こんな…おかしいんじゃないですかっ!?」
 伯爵の問いに促されるように、アレンはずっと気になっていたことを問う。

 ―『伯爵が何故アレンを連れて行こうとするのか?』その『理由』はもう知っていた。
 …けれど…それでも幾らなんでもこんな風に扱われるのはおかしいとアレンは思った。

 …喩え『アレン』が『14番目』でも…それでもアレンはアレンだ。伯爵の要求を呑んだ今だってアレン自身に根本的な変化は無い。筈だと。そうアレンは思っているし、『14番目』が確かに既に目覚めているようではあっても…アレンは簡単に『14番目』に呑み込まれるつもりも無い。
 …けれど仮に『14番目』に侵蝕されて『14番目』そのものになってしまう時がきたとしても…そもそも『14番目』自身が伯爵を殺そうとしているのだから、その『14番目』を身の内に宿す『アレン』を閉じ込めるならともかくこんなふうに持て成す『理由』が解らなくてその疑問がこの『パーティ会場』を見て一気に吹き出してのことだった。

 「…なぁ〜んだそんなことかぁ〜v」
 そのアレンの問いに、ロードは目をパチクリさせてそしてにこりと笑ってそう言う。
 「そんなことって…」
 ロードの言葉に困惑も露わにそう言うアレンのその手を不意にロードは放し…
 「かぁ〜んたんだよぉvそんなのぉv」
 そう言って抱き付く。
 「だぁってぇ僕らは『兄弟』だよぉvこの世にたった『14人』しかいない『家族』なんだよぉvとってもとっても『特別』なんだもん『過去(むかし)』なんて関係ないよぉv」
 「そうでスvロードの言う通りですヨv我輩は『お前』がそばにいてくれるのならそれで良いのでスv昔の事とかイノセンスとかそんなことはどうでも良いのでスv勿論アレンお前がイノセンスを壊したいと望むのなら壊しましょウvけれどそうでないのならば、お前に要らぬ苦痛を強いてまでイノセンスを壊すつもりはありませンv」
 アレンに抱き付き嬉しげにロードが告げると、その言葉に頷いて伯爵がそう告げる。
 「……なん…で…」
 言われた言葉にアレンは戸惑いそう掠れた声で呟く。
 「……アレン…」
 アレンの掠れた声を聞いて、ロードは抱き付いていた身体をほんの少しだけ放し彼の名を呼ぶ。
 「…ねェvアレンv憶えてる?『巻き戻しの街』でアレン言ったよね?『同じ人間なのになんで』って…『あの時』僕言ったよね『同じ人間なんかじゃない』って…」
 そしてアレンの顔を見つめてそう言うと…
 「…でもねアレン…もうアレンは僕と『同じ人間』なの、『僕ら』と『同じノア』。この世で『たった14人しかいない同じ人間』で、『あいつら』とは『全然違う人間』なの…アレンにはまだ分かんないかも知れない…けど『僕ら』にとって『家族』はホントに『特別』なの…『家族』が欠けることは『僕ら』にとって本当に哀しいことなの…だから『僕ら』は『アレン』が『14番目』だって解って『14番目』が『戻ってきてた』って解って凄く嬉しかったの…でもそれだけじゃやっぱり嫌だった。やっぱり『家』に『帰ってきて欲しかった』の…だから迎えに行って…だから『帰ってきてくれた』ことが嬉しくて…ねぇアレン…そんなにおかしい?『家族』と…『大好きなヒト』と一緒にいたいって思うことがそんなにおかしい!?ねぇ!?」
 「…ロー…ド…」
 ロードのその訴えるような必死な言葉に、アレンの瞳が戸惑いに揺れる。
 「…アレン…v…我輩達にとって…本当に『14番目』は『特別』でしタ…v…ですがノアとしての自覚のないあなたが戸惑うのも無理もないので仕方ないとは思いまス…v…」
 「……はく…しゃ…く…」
 「…千年公…?…」
 つとつとと呟くように告げられる伯爵の言葉に、アレンは更に戸惑い、ロードもまた不思議に思って彼を見上げる。
 「…ですからアレン…v…あなたは何もしなくて構いませン…v…ただ…『この家』に…我輩達の傍に…いてくれさえすればそれで良いのでス…v…」
 そう言うと伯爵もまたアレンの手を放す。
 それに気が付きロードがアレンからそっと離れる。
 「…え…ロー…ド…?…」
 不意に抱き付いていたロードが離れた事に怪訝に思いアレンがロードを見た時…
 隣から伸びてきた大きな手にアレンは優しく抱き締められる。
 「…えっ…?…ええ…?…」
 抱き締められるその腕の優しさと温かさに、アレンはより一層困惑しつつも腕が伸びてきた方を見るとそこにはやはり見知った千年伯爵の姿。
 「…お願いでス…v…アレン…v…我輩の傍にいてくれるのならあなたの欲しい物をなんだってあげまスv美味しい食事もデザートもあなたの好きなみたらし団子も…クロスの借金だって我輩が払ってあげますカラッ…」
 『だからどうか傍に…』そう言った伯爵は微かに震えていた。

 その伯爵の姿にアレンの心が僅かに揺れる。
 
 其処にいる伯爵は…とても人間らしかった…下手をしたらティキ・ミック以上に…
 その伯爵の姿を見た時…アレンは伯爵と戦えないと思ってしまった…少なくとも殺したくないと…

 …そしてそれだけならまだしも…アレンは…こんな風に求められた事が無かった。

 …だから気が付いたら…アレンは「はい」と零れるように呟いていた。

 …マナ以外に愛された事のないアレンにとって…喩え相手が伯爵とは言え…あまりにもあけすけのないなりふり構わぬ『その言葉』は…嬉しいと思う感情(こころ)をいけないと解っていても止められないものだった。

 …喩え『それ』が『14番目』への『言葉』だったとしても…それでも…やはり『自分』を『14番目』だと思って育てたのかも知れないマナが…それでも『大好き』なのと同じで…アレンは『自覚』してしまった。『愛してる』と言われたら…優しく触れてくれる手があったら…『それ』を振り切れない『自分』がいることを…

 …アレンは…知ってしまった。

 …『自分』が『マナと会ったあの頃』から…何一つ変わっていないのだと言うことを…

 …こんな風に『愛してくれる人達』とは戦えないと…アレンは思ってしまった…そして思わず…頷いてしまった。

 「ああっ!アレン!v本当ですカッ!?v本当に本当ですカ!?v」
 頷いたアレンに伯爵はアレンの顔を見て縋るようにそう問う。
 「…………はい…」
 問われてアレンは暫しの沈黙の後…もう一度頷く。
 今度はハッキリと聞こえた『その言葉』に伯爵は満面の笑みを浮かべ…
 「…ああっ!ああっ!やっぱり『兄弟』ですネ!v諦めずちゃんと話せば分かり合える時がきっと来ると思っていましタv」
 そう言ってアレンを強く抱き締める。
 
 そして暫くしてそっと伯爵はアレンを放すと…
 「…ではアレンv入って下さイvあなたの為のパーティなんですカラv」
 そう告げてアレンを促し…促されてアレンもその部屋へと入る。
 
 部屋に入ったアレンを嬉しそうに見遣り伯爵はにっこりと笑うと…
 「オカエリv『アレン』v」
 そう言い…その背後から聞こえた『その言葉』にアレンは弾かれるように振り返る。
 
 「…はく…しゃ…く…」
 振り返り戸惑いに揺れる瞳でアレンは伯爵を見る。

 その直後…
 『おかえり『アレン』』
 聞こえたその複数の声に振り返るとノア達がにこやかにアレンに笑い掛け…
 「ほい!これ少年のブンのグラスな♪」
 「お主は酒が駄目なようだから乾杯用のそのグラスはアルコールの入ってないモノを用意させたぞ」
 ティキ・ミックとターバンを付けた(確かロードがワイズリーと呼んでいた)ノアがそれぞれそう言った。

 そうしてティキやロード、ワイズリーに引っ張られてノア達の輪の中に連れて行かれるアレンの背を見送って伯爵は笑みを浮かべると…
 「……もう二度と放しませんからネェv『14番目』v」
 嬉しそうにそう言った。

                                  ―終わり―

 ―あとがき―
 どうもRINです。

 …えー…なんか異様に長くなってしまいました…フリーだから一話で終わらせようとしたのが悪かったのでしょうか…これだけ一話が長いのは久し振り…と言うかここまで長くなると大抵途中で切って微調整した上でUPするので、HP上にUPするのはたぶん初めてです。
 それでこのフリー小説はブログで募集し、頂いたリクエストを基に書かせて頂きました。
 内容は7月3日のブログに書いたDグレの簡易感想に書いたような『アレンが伯爵の元に行ったら…』と言うものでした。
 リクエスト、そしてネット落ち中にも関わらずご来館下さいましたこと併せてお礼申し上げます。
 
 ※この話は拙いながらもフリーでございます。お目汚しな駄文ではございますがフリーですので、もし欲しいという奇特な方おられましたら、この様な駄文でも宜しければどうぞご自由にお持ち帰り下さい。

 ちなみにお持ち帰りの際には、『螺旋の館』の名と『RIN』の名前を書き添えて下さい。
 そして二次配布はしないで下さい。

 それで…サイトへのお持ち帰りをして下さる方…どうしてもとは言いませんが…掲示板にカキコ頂ければとても嬉しく思います。

                             ―それではまたの機会に―RIN―

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 ―著作権はRINが有しますm(_ _)m


  
 ※申し訳ありません。『本文中』にミスを発見、修正致しました。【2010年7月31日(PM)】

 申し訳ありませんが、上記日付より前に『お持ち帰り』下さった奇特な方いらっしゃいましたら、お手数ですが『本文部』のみコピペし直して下さい。
 申し訳ないですが、どうぞ宜しくお願い致します。

                                       ―螺旋の館・管理人―RIN―