ウェブ拍手御礼駄文―その11(ナルト)
―新年ご挨拶バージョン―ナルト(ノーマル)と綱手
「…綱手のばあちゃん…オレってば、なんでこんな変なの着なきゃいけないんだってばよ!」
―…ナルトは羽織袴を無理矢理着せられかなり不機嫌だった…
「…バカだねおまえは…そんなの『新年』だからに決まってるじゃないか!」
―…綱手様は振り袖を着ていた…
…年甲斐もない…そう誰かが言った…
…そいつは…速攻で遙か彼方のお星様になった…
―…綱手様は手をパンパンとはたきながら…
…あたしは独身だから良いんだよ!
…そう言った…
…心なしか…ハアハアと息を荒くする綱手様…
「…ばあちゃんどうかしたってば?…」
「…ああ…何でもないよ…それよりナルトはこれを声に出してお読み…」
「…なんだってば?オレってばこれまでこんなことしたことないってば…」
…こんな変なのも着たことないし…
「…ああ…それはこれがあんたへの『特別任務』だからだよ」
…にっこり笑って綱手様は言った…
…その場にいた者は思った…
…嘘っぱちだ…
…そう皆が思った…
…誰が騙されるんだ…
…そうも思った…
…だが賢明にも…もはやこの場には…それを口に…そして顔に出す様な、愚か者はいなかった…
「…そっか!わかったてば!」
…いたよ…ここに…
…なるほど…
…皆の思考は一致していた…
…そして…やはりこの場には……以下略…
「…えっと…それじゃあ読むってばっ!」
…無邪気な声でナルトは…綱手から渡された巻物を開き…
「…えっと…新年明けましておめでとうございます…いつもお世話になっております…今年もよろしくお願いします!…て書いてあるってば…」
「…良くできたね…じゃあ出かけるよ!ナルト!」
「えっ!?えっ!?どこへだってば!?」
「そんなの決まってるだろ!初詣だよ!どうせあんたのことだからまだ行ってないんだろ!あたしも忙しくて行ってないんだ!それについでに新年の挨拶回りにも行かないといけないし!あんたもつきあいなっ!」
「…なっ!オ…オレってば…」
「…火影になるんだろ?…ならつきあいな!…心配しなくても…私が誰にも文句なんか言わせないよ!」
…そう言って…綱手様はうずまきナルトを引きずって執務室を出ていった…
……………………
…おわり…
―…いつも『螺旋の館』へご来観下さり、皆様どうも有り難うございます。
…遅くなってしまいましたが…ウェブ拍手の御礼駄文を、新年用のものに変更致したく思います。
…もっとも…まだ…ナルトだけなのですが…それはまあ…おいおいと言うことで…(…オイ…)
…そして…今回は…珍しいことにスレナルではありません…
…スレナルを期待した方申し訳ありません…いま暫しお待ち下さい…
…尚この『新年用』は…『年末年始企画』発動中はUPしている予定です…
…ちなみに…今年の年末年始企画は少し例年より長めの予定です…
―それではまたの機会に―螺旋の館・管理人―RIN―