―Dグレパロ『もしも』シリーズ…
    「…もしもこんな『会話』がされたなら…」
      ―サブタイトル:今日の御題は『素朴な疑問』編
                  ―Web拍手バージョンその1

 


 
素朴な疑問―ラビからアレンへ―  

 「そう言えばさーアレンなんでみたらしだんごが好きなん?」
 「へ?なんでって好きだからですよv第一僕基本的に食べ物の好き嫌いって無いですし」
 …そんな食べ物に失礼なことしませんv
 ―にっこり笑ってアレンはそう言った。
 「い、いや、そういうことじゃなくて…みたらしだんごって日本のもんだろ?でもあの国は…」
 「ああ!そう言うことですか!簡単な話ですよラビ!僕実は日本に行ったことあるんです」
 「…へ?」
 「…あの…アレンくん?日本ってあの日本よね?」
 「モヤシいい加減なこと言うなよ」
 …ラビ・リナリー・神田の順に口々に言う…
 「嫌ですねーみんなどうしてそんな真剣な顔するんです?」
 「だってアレンくんあの国は伯爵の本拠地でアクマだらけだって…」
 「…えっ?そうなんですか?でも僕一度も襲われたこと無いですよ?」
 「…一体アレン…それいつの話しさ?」
 「…えっと…父が死んだ時のことだから3年前ですね…師匠に会った時でもありますが…だから僕あの国には行きたくなかったんですよね…なのにあの馬鹿師匠…なんだってわざわざまた…あっ!みたらしだんごなくなっちゃいました!ジェリーさんにもらってこないとっ!」
 ―そう言ってアレンは立ち上がり駆けて行った…
 「…アレン…みたらしだんご…まだこっちにあるさ…」
 「ちっ…モヤシが…」
 「…アレンくん…考えてみたら…私達…アレンくんのことなんにも知らないんだよね…」
 …切なげなリナリーの言葉…
 …言葉に出さずとも…その心境はみな同じだった…


 ―これ単独なら…『ノーマル』or『ノアレ』両方OK…