―…伝説の行方…―
―…序…―
―…おまえのタメに辛い想いもした…だが…最後に…イイユメを見ることが出来た…―
「…『刻』は来た…もう行くがイイ…おまえの望む処へ…」
『…覇王の紋章よ…27の真の紋章よ…』
―…解放軍により赤月帝国が滅び…トラン共和国が建国された…―
―…解放軍を指揮したのは一人の少年…―
―…皇帝の信最も篤き将軍の…その唯一人の子息…―
『…赤月帝国皇帝には代々『覇王の紋章』が受け継がれていた、皇帝バルバロッサは倒れ、そして赤月帝国も滅んだ、黄金皇帝には後継者がいなかったと聞く、受け継ぐ者の無い『覇王の紋章』…紋章がどうなったのか?赤月…否…トランに向かい調べて来い』
「…ああ…どうしよう…結局ろくすっぽ解らなかったんだよなー…」
―…第一の封印は既に解かれている…―
「…『覇王の紋章』…おまえは何故私を選んだ?…私を選べばこうなることをおまえは識っていただろうに…」
『…『セオ』…おまえが受け継ぐ『紋章』は『真皇』の証…おまえはこの地の『真皇』なのだ…』
「…あんたはこれから何処に行くつもり?」
『…僕なら冗談じゃないけどね…』
「…レイル…どうしても『行く』のですか?…」
『…ハルモニアに向かうつもりですね?レイル。…あなたは私やルックに心配かけまいと隠していたのでしょうが、私は識っていました…星が教えてくれたのです。…止めはしません、貴方の決意が固いのは解っておりますから、ですがどうか約束して下さい…』
「…着いたよ、フッケンの寺だ。…それじゃあ僕はもう行くよ」
『…レイル…あんたはどうしてそんなに強いんだ…』
「…母上…貴女はいったい『誰』なんですか…」
『…『27の真の紋章』は繋がっているのです…基が同じであるが故に…』
「…お客様、申し訳ありませんが、相席宜しいですか?」
『…懐かしいな…ハルモニアまであとチョットだ…』
「…あなたもハルモニアに向かってるんですか?」
『…坊ちゃん…グレミオは何があっても坊ちゃんについていきますからね!』
「…知らなかったんですか?今の時期ならてっきり…」
『…ああ…運命なのですか…祭りが始まるこの時期に…『あの子』がこの地に来るなんて…』
―…『ナミダ』が流れる…そは喜びか哀しみか…―
『…第一の封印が解け『聖地』が目覚めつつある…『真皇の紋章』が目覚めつつあるのか…』
「…必ず探し出し私の下に連れてこい!特徴は黒い髪に黒い瞳!性別は男!真の紋章を持っている筈だっ!祭りが始まるまでに必ずだっ!」
―…トランの存在達は…尊敬と畏敬の念を込めて『彼』をこう呼ぶと云う…―
―…即ち…―
―…『トランの英雄』…―
『…27の真の紋章よ…生と死を司る紋章よ…』
「…何故…何故…いまなんだ!…」
―…悪夢だっ…―
―…伝説の行方…―
…シリーズに続く…
―後書き―
皆様どうもこんにちはRINですm(_ _)m
ようやく本格的に書き始めることが出来そうです。
…えーと…この序文、予告編風に書いてみました…
…解りにくいかも知れませんが…何れ話が進めば全ての謎が明かされる筈です…(…オイ…)
…さて本日は12月25日と言う事で…クリスマス企画バージョン突発リク権プレゼント企画としてクイズをご用意させて頂いております。
『螺旋の館』2004年クリスマス企画・幻水編。
クイズ:このシリーズ序文である本文中には『真の紋章』持ちが何人か出ていてそれぞれ一度はセリフを言っています。会話文等言葉遣いから推測し、その人数を当てて下さい。
…がこのクイズは少し難しいのでヒントを…ハルモニアの人が複数…それ以外は全部赤月帝国関係者(坊ちゃん含む)です。
正解者には先着1名様に限り、突発リク権・リクLv1と参加賞『?』をプレゼントさせて頂きます。
応募方法はメールフォームでタイトルにクリスマス企画突発リク権幻水編希望と書いて要件の所に最低限の『書くべきコト』を書いてクイズの答えを書いて下さい。
応募締め切りは年内いっぱいとさせて頂きます。
また外れた方にも、応募者の方には参加賞『?』を贈らせて頂こうと思います。
…ちなみに『?』については日記中にて発表させて頂きました。
…あっ!それとちゃんと『書くべきコト』は書いて下さいよ?
『書くべきコト』って何?って思っている方、おられましたらただ一言…
礼儀さえ守って下さったら大丈夫です。
―それでは皆様方のご応募をお待ち致しておりますm(_ _)m
―それではまたの機会に―RIN―