―木の葉隠れの里に一人の忍がいる…

 …その忍は『何処』にいても『目立ち』…
 …『誰』の『目』をも惹き付ける…

 …『彼』の者は…―


 
―『2つ』の『光』―
           ―前編― 
 


 「…あー…退屈だってばよ…」
 金の髪に青い瞳の…木の葉の里では『ドベ』『落ち零れ』『悪戯小僧』の三つの代名詞で知られる少年『うずまきナルト』が樹上で胡座を掻いて背伸びをしそうぼやく…
 「…そうぼやくなよ…所でお前『ナルト』のままで大丈夫なのか?やっこさんが来た時マズイんじゃ…」
 「…あーそれね…なんでか今回の任務…三代目の爺ちゃんに『変化禁止令』だされてんの…」
 不意に隣の枝に現れた上忍の猿飛アスマにそう問われ、『ナルト』はふてくされたような表情(かお)でそう返す。
 
 ―その『ナルト』の返事にアスマは…
 (…ハー…成る程…親父も遂に痺れを切らした訳ね…)
 そう胸中で一人納得し頷く…

 ―そのアスマの様子に『ナルト』は面白くなさそうに舌打ちし…
  
 「……所でアスマ…あのバカどこまでいってんだ?」
 そして話しを切り替える…『取り敢えずは任務が優先だ』と…
 「……バカって…あいつ仮にもお前の恋人だろ?」
 (…確かその筈だった…)そう思ってアスマが問うと…
 「…ハァ?『下僕』の間違いだろ?」
 醒めた表情(かお)で『ナルト』は言う。
 
 …と…その時…

 「酷いよ〜!ナルト〜!こんなに愛してるのに〜v」
 そう言って唐突に出てきて『ナルト』に抱き付いたのは銀髪に額当てで片目を隠した『隻眼』の上忍・はたけカカシだった…

                                  ―続く―

 ―あとがき―
 お待たせしてしまいました、RINです<(_ _)>
 遅くなってしまい申し訳なく思っております。
 これは千陽子様への『お詫び』の意味で贈らせて頂いたリクエスト権によりリクを頂いた内容を元に書かせて頂いた物です。
 リク内容は【カカスレナル&バレネタ&シリアス&スレナル総受け】となっております。 長くなりそうなので取り敢えず一度お話しを区切りの良い所で止めさせて頂きました。 どこまでリクに添えるかは、実は少々自信が無いのですが、出来うる限り頑張って仕上げさせて頂こうと思っております。

 ―拙い駄文な上に久方ぶりに『ナルト』を書かせて頂いたので、ご満足頂けないかもと少々不安なのですが…取り敢えずこれを送らせて頂きます。

 …もしご不満な様なら仰って頂ければ、時間は掛かるかも知れませんが、書き直しを致しますので、遠慮無くどうぞお願いしますm(_ _)m 

                              ―それではまたの機会に―RIN<(_ _)>