―……ああ…こなきゃ良かったかな……


 
心の友―序―



 ―広い広い立派な屋敷…
 …その屋敷でその夜催されていたのは帝国貴族達が集まっての優雅な夜会…
 …こういった夜会などの社交の場で、他の貴族達と交流を行うのも、貴族の仕事の内ではあったが…
 …一見優雅で華やかで贅沢で一般人には楽しい事以外はなさそうに思える…
 …そんなその場では…しかし貴族達の水面下での駆け引きという名の戦いが勃発していた。

 …そしてそんな状況に嫌気がさし始めていた一人の少年がいた…

                                  ―続く―