…嘲笑うような…コエが聴こえた…
 …そんな…気がした…

 
 …ずっと『自分』を『人間』だと思っていた…
 …『ノア』をその身に宿していると知っても…
 …『退魔の剣』で自らを刺した時…『何が』起こるのか…考え及ぶことさえもない程に…
 …愚直な程…異常な程…

 …そう…心底思い込んで…
 …否…思い込まされていた…

 …そう『自分』が仕掛けた『プログラム』によって…


 …そう…嗤ったのは…『僕自身』…

 ―『退魔の剣(イノセンス)』の『力』を抑え込んで…

 …嗤う…嗤う…

 ―総てが思惑通りにコトが運んでいる…その事に… 

                                  ―続く?―