―『じゃあくなものだけを………？』『じゃあ　おまえは　なぜ　くるしんでいる』―
　
　―聴こえた『声』は…『あの時アクマ（レベル４）が言った言葉』…

　…僕の身体に突き刺さる…『退魔ノ剣（クラウン・クラウン）』…
　…これも…『あの時』と同じ…

　…でも…違う…

　…『あの時』と違って…僕の体から血が出てる…

　…僕の体が傷ついてる…

　…ああ…なんで…？…

　…まるで…僕こそが…邪悪な存在だと…そう『神ノ道化（クラウン・クラウン）』に云われているよう…

　…ああ…

　…『誰か』が…どこかで…『僕』を嗤ってる…

　…瞳に映るのは…廃墟…

　…見たこともない…建物達…

　…ああ…ここはどこなのか…

　―…どこからか響く…『その声』が…『僕』を嘲笑う…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―続く？―