「…迎えに行きましょウ…v…皆さンv…我がノアの『14番目』の『子供』ヲ…v…」
 そう言って皆で話した。

 ―『14番目』を『連れ戻す』為の『計画』を…

 …そうして『実行』に移すべく『アレン・ウォーカー』を迎えに来て…いま…『アレン・ウォーカー』がすぐそこ(具体的には我輩の上に…)にいる。

 ―「ようこそ アレン・ウォーカー」―
 ティキぽんも我輩の背中でそう言う。
 …って…ティキぽん…格好つけてる暇があったら退いて下さイ…v…
 胸中でそう思えども『送信』するには到らない…何故なら…
 
 ―「これは…」「どういう事ですか…!?」― 
 『その声』が耳に入ったから…

 疑問と困惑の入り混じった…『アレン・ウォーカー』の『声』…

 ―その言動は…『アレン・ウォーカー』自身のモノ…

 …けれど…微かに…以前は感じなかった…否…『気付けなかった』気配が『アレン・ウォーカー』から感じられ…我輩は…懐かしさに一瞬目元が弛み…込み上げる感情を抑えるのに苦心する。

 ―そして…
 ―「僕らの千年公を踏み潰したまま忘れ去らないでもらえる?」―
 シェリル(デザイアス)のその『言葉』で…漸くティキぽんと『アレン・ウォーカー』が我輩の背中から降りてくれた…

                                       ―続く?―