「……?…千年…公…?…」
『部屋』に入ってみたら『人間(ヒト)』の『姿』で『千年公』が泣いていた。
―床に膝をついて…両手で顔を覆って…
「……うっ…うぅ…何故…嗚呼…何故…我輩は…『あの日』…v……」
嗚咽を漏らす『千年公』に僕はそっと近付いて…
「…どうしたの…?…千年公…?…」
そう聞いてみる。
すると『千年公』は顔を上げ…
「……ロー…ド…v…」
掠れた声で僕を呼び、潤む瞳で僕をジッと見る。
揺れる瞳で僕をジッと見る『千年公』の頬を滂沱の勢いで涙が流れ行く…
「…千年公…?…どうしたの…?…」
その『千年公』の『涙』に…僕は『彼』が『本当』に『哀しい』のだと悟り…では何故それ程『哀しんでいる』のだろうと思い…もう一度そう問うて…
「…はいハンカチ…涙拭いて…?…千年公…」
そう言ってハンカチをポケットから出して『千年公』に差し出す。
―差し出したハンカチを『千年公』は無言で受け取り…
「……有り難うございまス…v…ロード…v…」
そう言って涙を拭く…
「………………」
そして暫しの沈黙の後…
「……ロード…v…『大切』な『話し』がありまス…v…『兄弟達』を皆…全員集めて下さイ…v…」
『千年公』はそう言った。
―続く?―