ザワザワとざわつくノア達に対し…
―パンパンッ…!…
手を叩いて我輩は『彼ら』の注意を引くと…
「…ハイハイ皆さンv驚くのはよぉーく解りまスvですがどうか静粛ニv『話し』はまだこれからなんですカラv」
そう告げて…
―そして『彼ら』が沈黙し…その視線が自身に集まったのを確認すると…
「…『アレン・ウォーカー』は『14番目』でしタ…v…」
頷いてもう一度そう言う。一同を見渡して…
…そう…『アレン・ウォーカー』は『14番目』本人…
心でもう一度そう頷く…『あの時』視た…『14番目(アレン)』の顔を思いだして…
「…『14番目』が残した『奏者ノ資格』ただ『それだけ』ならば、何れ殺せばいいそう思っていましタ…v…」
…けれど…もうそう言うわけにはいかない…『あれ』は『14番目(ノア)』なのだ…
「…ですガ…v…『アレン・ウォーカー』が『14番目』であるのなら『話し』は違いまスv」
「……どうするの…?…千年公ぉ…」
我輩の『言葉』に…おずおぞと言った様子でロードがそう問う…
「…心配いりませんヨvロードv殺したりしませンv」
ロードの表情は不安気で…その彼女に我輩はにっこり笑ってそう言う。
「…千年公…殺さないって…でもどうするンすか?『14番目』は…?…それに少年だって…」
ロードを安心させるべく言った『言葉』にティキぽんがそう疑問を口にする。
「…心配いりませんヨv『アレン・ウォーカー』は『14番目』の『転生』でスv『14番目(ノア)』に『覚醒』すれば『ノア』でスv」
ティキぽんの様子から大体『何を』心配しているのかを察し、にっこりと笑ってそう告げ…
「…ただ…一つだけ気になるのは…」
そう先程とは一転…低い声でそう言う…
…むしろ…『アレン・ウォーカー』より…
「…『14番目』…『あの男』でス…v…」
…『あの男』…もしやただの『転生』ではなく…或いは…『あの男』の『能力』ならば…
―『あの時』の『アレン・ウォーカー(14番目)』の様子…『それ』を思い出しながら告げる…
そして告げた我輩の…その『言葉』に…
「…どう言う…こと…?…」
不安気な瞳で我輩を見上げてロードはそう問うた…
―続く―