―《そばにいたいカラ》―
 ―《我輩は》《14番目の そばにイタイ…》―

 …云われた瞬間…奇妙な感覚がした。

 …不思議と胸に響いた『言葉』…

 …その瞬間…一瞬だったけど…僕は…『相手』が『誰』で『自分』が『誰』なのか…解らなくなって…

 …そして…何故か不思議と…懐かしかった。

 …嗚呼…なんでだろ…?…ずっと以前(むかし)にも…同じようなコトを『誰か』が云ったような…そんな気がするのは……

 ―去来するその感覚に…知らずその顔が朱に染まっていた…

                                       ―続く?―