―「なんで そんなに アレンを連れて行きたいん だよ…っ」―
 ―「アレンが… 「14番目」のノア だったとしてもっ」「あんたを 殺そうとした 敵じゃないのか よぉっ!?」―
 
 人間の一人がそう言った。

 ―《……》―
 ―《「ナゼ」…?》―

 …『ナゼ』…この『人間』はこんなことを問うのだろう…?…

 ―《そばにいたいカラ》―

 …『我輩』にとって…『14番目』は『特別』だった…

 …『半身』とも云える『存在』…

 …確かに『我輩』を裏切り殺そうとしてきたけれど…

 ―「今度コソ オマエヲ殺ス」―

 …いまもまだ『それ』は変わらないようだけれど…

 …それでも我輩は……

 ―《我輩は》《14番目の そばにイタイ…》―

 …愛してるのです…お前を…

 …嗚呼…だからどうか我輩の傍に…

 …我輩の下に…来て下さい…『14番目(アレン)』…

                                       ―続く?―