神田ユウに斬られた『アレン』の『傷』…イノセンスによってダメージを受けた『アレン』のその様子から、頭を押さえ、血を吐きのたうち苦しんでいた少し前の『アレン』の『姿』が思い出される。
…『アレン』…『お前』は『自分』をまだノアではないと思っているかも知れませんが…ですが『覚醒』は確実に進んでいル…v…
…確かにまだ完全ではないようですが…それでも…
…『お前自身』がどう思っていようとも…もう『お前の身体』は『普通の人間』の『ソレ』ではない。
イノセンスによってダメージを受ける『お前の身体』はもうノアと同じ…
―そして『アレン』は神田ユウに刺し貫かれる。
刺された『アレン』の…その肌の色が変わっていく…刺された『ソコ』から…
…嗚呼v遂にv…
『アレン』の性格は知り尽くしていた。そしてヤツらの事も、神田ユウの事も…全て織り込む済みで完璧にシナリオを描いた。
伯爵はクツクツと嗤う。
…感謝しますよエクソシスト。御陰で『アレン』が『覚醒』しましタ…v…
―続く?―