…ある日物凄い迫力でリナが言った…


 ―スレイヤーズのクリスマス―
              ―序―


 …迫力に圧されてその時は頷いた…
 …あの頃は旅を始めたばかりで…まだそれ程親しくなっていなかったと言うのもある…
 …現在みたいに…大抵いつも一緒ということもなかった…
 …まあ…旅してる間は一緒だったが…
 …街に入ってしまったらよく別行動していた…
 …理由は…なんというか…色んな意味で…リナの行動に俺がついていけていなかったから…

 …だからあの時も…それほど気にしていなかった…考えるのは苦手だったし…
 …サスガに…3日…4日と経つ内に何かあったんじゃないかとも心配にもなったが…
 …最初のリナの言葉を思い出して結局そのままどうすることも出来なくて…
 …でも…その内リナがいつも通りの様子で顔を見せたから、まあいいかって思っていた…

 …その後は同じ様なことも無かったし…

 …でも…そうして安心して…忘れかけていた頃に…また…同じ様にリナが言ったんだ…

 『…悪いんだけど!今日から数日間一人にして欲しいの!あたしが自分で出てくるまで、絶対に部屋に来ないで!!』

 …そう言ってリナは宿屋のリナが泊まっている部屋の扉を閉めた。

 …その後も…偶にそんなことがあって…

 …大抵その後のリナの様子にそんなに変化は無いのだが…
 …強いて言うなら…あの…閉じこもる前の…異様な雰囲気が消えて、いつものリナに戻っているぐらいで…

 …でも…

 …俺は最近思うんだ…俺は…リナの事を何も知らないんじゃないかって…

 …こんなことを思うのは…やっぱり…さっきまたリナが閉じこもったからなんだろうな…

                                  ―続く―
 
 ―後書き―
 皆様お久し振りになります、RINですm(_ _)m
 虚無の欠片の続きが書き終わっていないのにも関わらず、年末が来ましたので、企画物を書いています。
 …申し訳ありません<(_ _)>

 …さてこの話もやっぱりゼフィール奇譚シリーズになるわけですけど…
 …実はこの話表にUPするのはこの序話だけです。
…この話の続きはとある場所に隠されてのUPと言う事になる予定です。
 …と言っても従来の隠し部屋ではありません…企画用に立ち上げた、まったく別の場所になる予定です。
 …でもやっぱり隠すほどのモノじゃないです(アダルトな要素は一切ありません…と言うよりRINにそういうモノは期待しないで下さい…書けませんので…)…それなら何故かというと、理由はとあるオリキャラが出る予定だからと、企画仕様だからです。
 …このキャラは表では滅多に出てきません…と言っても…偶に出て来てますけど…
 …ですから主に隠し部屋の作品に登場しています。

 …そしてもう一つ企画のコトですが…本日12月25日と言う事で…クリスマス企画バージョン突発リク権プレゼント企画としてクイズをご用意させて頂いております。
 『螺旋の館』2004年クリスマス企画・スレイヤーズ編。
 クイズ:この序話は誰の視点で書かれているでしょうか?
 正解者には先着1名様に限り、突発リク権・リクLv1と参加賞『?』をプレゼントさせて頂きます。
 応募方法はメールフォームでタイトルにクリスマス企画突発リク権スレイヤーズ編希望と書いて要件の所に最低限の『書くべきコト』を書いてクイズの答えを書いて下さい。
 応募締め切りは年内いっぱいとさせて頂きます。
 また外れた方にも、応募者の方には参加賞『?』を贈らせて頂こうと思います。

 …ちなみに『?』については日記中にて発表させて頂きました。
 
 …あっ!それとちゃんと『書くべきコト』は書いて下さいよ?
 『書くべきコト』って何?って思っている方、おられましたらただ一言…
 礼儀さえ守って下さったら大丈夫です。

 ―それでは皆様方のご応募をお待ち致しておりますm(_ _)m

                        ―それではまたの機会に―RIN―