―神田とトマと3人で…任務で赴いた『マテール』と言う『都市』で『僕』は思い知る…

 …師匠の言葉の意味を…


 
―…夜…流るるは…愛と哀…―
              ―序―
 
 

 …嫌になる程見覚えのある『ソレ』が…ララとグゾルを貫いた…

 …写し取られた『僕』の『イノセンス』…

 …現れたアクマは…笑いながら…ララの『心臓』を…『イノセンス』を奪い…

 …二人を打ち捨てて…アクマは物珍しそうに『イノセンス』を見る…

 …『光』を失った『ララ』と…そんな『ララ』に懸命に呼び掛け手を伸ばすグゾル…

 …『それ』を見た途端…

 ―ピシ…

 …『僕』の『内(なか)』で『何か』が弾け…

 ―キンッ!

 …『目の前』が…『頭』の『内(なか)』が…

 ―ドクンッ!

 …真っ白に染まっていた…


                                            ―続く―