―指輪の変遷― 〈垣ノ内家〉 「…なあ綾菜?結局あの指輪どうしたんだ?」 「指輪?どうかしたんですか?」 「…いや…なんかやばそうな指輪だったし、探偵がそういう事詳しいみたいだったからな…相談してみたらどうかと思ってな…」 「ああ!それなら大丈夫!あの指輪は探偵さんに依頼料代わりにお渡ししたから…」 「探偵に?大丈夫なのか?探偵は…」 「…あの指輪は…あの方が持っているのが一番妥当だと思ったの…」 「…それって…」 〈燕雀探偵社〉 「…ロキ様…その指輪…大丈夫なんですか?本当に…」 「大丈夫だよ…ヤミノくん」 「…でも…」 「…大丈夫だよ…ボクにはこの指輪の呪いは効かないから…」 「えっ…それは…どう言うことですか?」 「それは…」 〈垣ノ内家〉 「光太郎さんはあの方をどう思いますか?」 「…そうだな…少なくとも見た目通りの人間じゃないな…でもそれがどうかしたのか?」 「…お父さまに昔聞いた事があるんです…ファーブニルの兄弟を殺して賠償金を払った神の名を…」 〈燕雀探偵社〉 「…この指輪をファーブニルの父フレイズマルに渡したのはボクだからさ…」 「ロ…ロキ様が…ですか?それじゃあ呪いは…」 「呪いを掛けたのはボクじゃないよ、まあ知ってはいたけどね…でもボクは賠償金の黄金を渡して、オーディンとヘーニルを助け出した後で、その事を彼等に話したし警告もした。それなのにそれを放っておいて手放さなかったのは彼等の方だからね…」 「…呪いってどういうものだったんですか?」 「…あれは人の心を惑わすんだよ…特に闇に耐性の無い弱い心を…そして…この指輪はこれで利益を得ようとする欲深い心の持ち主に、欲望と言う名の呪いを掛けるんだ…」 〈垣ノ内家〉 「…邪神ロキは呪いを掛けられたあの指輪を所有し唯一呪いによって破滅しなかった存在だと言われているわ…英雄ジークフリードも戦乙女ブリュンヒルデもその破滅の呪いから逃れる事は出来なかったのに…」 「…邪神ロキか…それがあの探偵なのか…」 「…さあ…でも…多分…」 〈燕雀探偵社〉 「…ボクは…元々邪神だからね…効かないんだよ…この程度の魔ではね…」 「そうですか…それを聞いて闇野は安心しました…ロキ様…」 ―おわり― ―あとがき― 皆様どうもいつもお世話になっております、RINですm(_ _)m これは2周年記念企画のフリー駄文です。 会話だけで構成されている小説とは到底言えない物ですが、この様な物で宜しければどうぞご自由にお持ち下さいm(_ _)m フリーなのに、ホントに駄文で申し訳ありません<(_ _)> それでは皆様これからもどうぞ宜しくお願い致します<(_ _)> ―それではまたの機会に―RIN― …尚暫くはこの駄文は隠し続けます… ―誤字脱字発見してしまいました…済みません…<(_ _)> 修正しておきました<(_ _)> …もしも修正前にお持ち帰りされた方、おられましたら申し訳ありませんが、改めてお願いします<(_ _)> |