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 …『あの子』が生まれる少し前に…『自分』は『覚醒』した…

 …そして…『あの子』が生まれて…

 …『私』は『知った』…

 …『あの子』に『呪い』が掛けられているということを…


 
―『14番目(イレギュラー)』の『決意(裏切り)』―
 

 …『呪い』の実態は…総ては解らない…

 …恐らく『呪い』が『邪魔』をしているのだろう…

 …ただ…1つだけ確かなことがある…

 …それはこのままでは…『この子』は千年公やノアに殺されると言うこと…

 …『ノア』と永劫『殺し合う』…それが『この子』に掛けられた『呪い』…

 「…『アレン』…愛しい息子…」
 茶色の髪に銀の瞳…生まれたばかりのその子は…私を見てキャッキャと両手を伸ばして喜ぶ…

 …嗚呼…『神』よ…何故『この子』の『腕』に『イノセンス(こんなもの)』が…

 「…もしも『この事』が千年公に知れたら…」
 ゾクリと背筋が凍る。
 …殺される…きっと…この子は…

 …ずっと楽しみにしていた愛しい息子…妻が命懸けで生んでくれた子…殺されてなるものかっ…!…

 ―そうして『私』は『決意』する…
 …最愛の息子を守る為。『一族』を『裏切る』…その『決意』を…

                                       ―終わり―