「…『黒の教団』…ですか…」
 「そうだ、エクソシストの総本部だ、ヨーロッパにある」
 …いずれ行くことになるからしっかり覚えておけ…師匠はそう言って『本部』について教えてくれた。


 
―プロローグ―
       ―5―
  


 ―そして目の前にそびえ立つのは…その話に聞いた『黒の教団』総本部…

 ……なんて言うか…聞いてた通り…

 「…雰囲気…あるなー…」

 …なんか…ちょっとこわいかも…

 「…まあ…とにかく…行こうかティムキャンピー」
 …ティムキャンピーにそう声を掛け…歩き出す…
 …なんだかよく分からないけど…大きな『顔』のついた『扉』の前まで来た時…目の前に『黒い何か』…たぶん『これ』が『教団』の『ゴーレム』なんだろう…
 …師匠は通信機能がついてるから話しかければそれでいいって言ってたっけ…
 「…あの…」
 …ごくり…
 …唾を飲み込む…
 「すいませーん」
 …さあ…いよいよだ…
                                            ―終わり―

 ―あとがき―
 どうも皆様RINです。
 『ノーブル・ノア』シリーズ『プロローグ』如何でしたでしょうか?
 お気に召して頂けたなら幸いです。
 この話でもマナは『裏切りノア』です。
 …そしてマナの裏切りの理由も捏造してしまいました…
 ノアレンと銘打っていること…そしてここまでのお話から既にお気付きかと思いますが…このシリーズではアレンくんはマナの実の息子です…(…わけあって赤の他人のフリしてアレンくんを育てていました…勿論アレンくんはそういう事情は全く知りません…親に捨てられたと思っています…)
 師匠はマナの親友です…マナにアレンくんのことを頼まれています…

                                  ―それではまたの機会に―RIN―