「…あー…めんどくせー…」
 …そう言ったオレの手には…一冊の本…
 (…なんでオレ…こんなことしてんだ?)
 …疑問に思いながら何度も何度もページを捲る…
 …眉根を寄せて…
 …元担当上忍のアスマが見たら…きっと『何でそんな本をそんな真剣に見てるんだ?』と言ってくるだろう…
 …何故ならその本のタイトルは…
 『優しいゆうぎ百選‐巻の壱』
 …そう書いてあったのだから…


 
ゆうぎ(ゲーム)の始まり―前編―


 …事の始まりは…三日程前に遡る…

 …夜半を過ぎ…任務を終え…任務報告の為に五代目・火影のもとへと赴いた時の事だった…

 シカマルは執務室の扉をコンコンとノックをした…
 …すぐに若い女の声…火影の声…が「入れ」と短く促してきた…
 …その声に扉を開き…中へと一歩足を踏み入れた時…

 …シカマルは…一瞬…己の目を疑った…

 …其処には…

 …五代目・火影と…見慣れない黒い着物を着た…自分の同期であるうずまきナルトが…

 …床に座って…やたら真剣な表情(かお)をして、向かい合っていたからであった… 

                                  ―続く―

 ―あとがき―
 どうも遅くなってしまい申し訳ありません、RINです<(_ _)>
 これは11111HITをゲットされました、緋月様のリクエストをもとに書かせて頂きました。
 緋月様改めて11111HITおめでとうございます!
 そしてリクエストどうも有り難うございますm(_ _)m
 リク内容は【短編かできれば長編で、「シカスレナル前提のバレネタ」】という事でした。
 スレナルの設定に関しましては特に何もありませんでしたので、以前掲示板のレスで…
『スレナル』の設定についてですが特にご希望が無い場合は当館の短編『表と裏』同様、シリーズ設定とも設定外ともとれるもの(具体的には捏造設定の用語・造語やオリキャラが出ないもの)を書かせて頂く事になると思います。
 …と書かせて頂きました通りのものになると思います。
 
                        ―それではまたの機会に―RIN<(_ _)>