―リハビリ用突発抜粋駄文(Dグレ)―
        【方舟編・奏者ノ資格予想ネタその1】
                     (『お蔵入りネタ』)
                 

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 ―『方舟』の崩壊がピタリと停まる…

 …そして『方舟』が…ゆっくりとけれど確実に元の姿を取り戻していく。

 「…え…?…なに…これ…?…」
 「…なっ…なんなんすか…?…これ…?…」
 その様子にリナリーとチャオジーが戸惑いキョロキョロと辺りを見回す。

 「…これは…」
 
 ―ロードが目を見開く…

 ―♪〜♪〜…

 ―ロードだけが気が付いた…何処からともなく聞こえてくる…微かなピアノの音…

 「……やっぱり…そうだったんだ…」
 その旋律を…ロードは識っていた。

 …姿を消したアレン…再起動した方舟…この2つが関係しているのなら(無関係とは到底思えないし…)…だとしたら答えは…

 「…『奏者ノ資格』…」
 ポツリとロードは呟く。

 …『アレン』が『14番目』が『資格』を譲った『人間』…

 呟いてロードは固く目を閉じて唇を強く引き結ぶ。

 「…そうしゃ…?…ロード…あなたやっぱりなにか知ってるの…!?…」

 ロードの呟きを聞きとがめリナリーがそう問う。

 「…………」
 リナリーの問いには答えずただ険しい表情(かお)で俯いてロードは何事かを思案する。
 「…ロード…やっぱそうなのか?」
 暗い顔で沈黙するロードにティキがそう『何か』を確認する様に問うと…
 「……うん…たぶん…間違いないと思う…」
 ロードがどこか悲しげな様子で…複雑そうな顔でそう言った…

 
                    ―続く―

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 ―あとがき―

 このエピソード中では『『14番目』の秘密部屋』は他の『方舟の部屋』とは時間の流れ方が違うという設定です(…って…そんなこと『本文中』で説明しろよ…)

 …次回…予定通りに行けば『14番目』様の復活と言うことになると思います。

        ―それではまたの機会に―RIN―

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 ※初出:2010年1月24日『螺旋の館・別館(ブログ館)』
                     (ブログ突発駄文再録)