…なにを…
 『…自爆…?…』
 …なんだって…?…
 『…消滅…?…』
 …いやだ…
 『…救済できない…?…』
 …そんなこと…
 
 …させるっ…ものかっ!!!…


 
―…『光』と『闇』の『狭間』で…―
                 ―8―
 


 ―「破壊するしか救う手は無い」―
 …師匠…
 …「…エクソ…シス…ト…?…」…
 …「そうだ」…
 ………………
 …「…師匠…ア…ア…レ…は…?…なんなんですか?…あの……」…
 …「…お前が見ているのはアクマの魂だ…」…
 …「…『アレ』が…」…
 ……なんで…?…
 ……なんで…あんな『モノ』が見えるの…?…
 ―「呪うぞアレン!!」―
 ……マ…ナ…?…
 ……もしかして……
 ……マ…ナ…が…『呪って』る…の?……

 ……泣いている……
 ……その…『魂』が……
 ……苦しんでる……
 ……声が…慟哭が…聴こえる……
 ……マナも…?……
 ……僕が…マナを……
 ……マナを…苦しめた……

 …呪われるのも当然だ…
 …罪の深さを理解した…
 …アクマを破壊するのは…せめてもの罪滅ぼし…
 …彼等を救えば…マナに少しは許して貰えるかな…?…
 …彼等を愛せば…マナに届くだろうか…?…
 …最初は…ただの贖罪…ただの代償行為…
 …でも…
 …多くのアクマを破壊し…その魂を見続ける内に…
 …僕は…あることに気付く…
 …『それ』は『彼等』の『愛』…
 …『涙』の『理由』は…『彼等』の『深い愛』だった…
 …『それ』を『理解』した『時』…
 …『僕』は『涙』が止まらなかった…
 …『僕』はようやく『本当』に…マナの『最期』の『言葉』の『意味』を悟った…
 …『僕』は『アクマ』の『愛』と『哀』を悟った…
 …その深すぎる『ソレ』…
 …その『結果』生まれた『悲劇』…
 …『僕』がしでかしたこと…
 …それでも…マナは…そして『彼等』は…
 …『僕等』を『愛』し…そして『哀』している…
 …『僕』は『彼等』に『報い』ろう…その『アイ』ニ…
 …贖罪ではなく…生きる理由にしよう…
 …生きて欲しいと望んでくれた…『彼等』の『想い』に応える為に…
 …『彼等』を『愛』し『救済』しよう…

 …「…いつでも『光』を『意識』しろ…」…

 …『それ』が…『僕』の…『光』…

                                            ―続く―