虚無の欠片 ―外伝2―
―神託を受けし者達1―
それは…正午丁度の事だった…
アメリアはデーモン大量発生事件の陣頭指揮者として、その事後処理に追われていた…
いつも正午直前になると侍従の中の誰かがアメリアにその事を報せに来ていた、それは良くも悪くも熱中しすぎると他の事に気が回らなくなるというアメリアの性格を熟知している、侍従長の配慮(昼食を摂り損ねない様にというもの)からであった。
そしてその日…
侍従の一人にその旨を告げられ、午前中の執務をキリの良い所で終わらせ、執務室から出ようとした丁度その時…
正午を告げる鐘が鳴ったその瞬間にそれは起こった…
ほんの一瞬の時…まるで唐突な白昼夢を見る様に…
そしてアメリアは直感でそれを神託だと思った…
それも世界の存亡に関わる様な重要な何かであり、自分の大切な友が関係してくるのではないかと…
そう考えるや否やアメリアは行き先を食堂から父親の執務室へと変更した。
―続く―
―あとがき―
RIN:皆様こんばんは、RINです、
前回(外伝1)では諸事情によりあとがきが出来ませんでした…
理由は…(キョロキョロと周りを伺いながら…)
追求しないで下さい…(T_T)
強いて言うなら不幸な事故が…
L様:な〜に言ってんの!あんたが悪いんでしょうが!
RIN:ヴッ!!エ…L様…
L様:大体あんた姑息なのよ!あんな小賢しい事やったあんたが全部悪いんでしょうが!
RIN:済みませんL様!反省してます!今度から気を付けます!<(_ _)>
(内心…バレないように…)
L様:あんたま〜たそういう詭弁を使うつもり?
RIN:なっ!何の事ですか?
L様:フ〜ン♪しらばっくれるの?まあいいわv
RIN:あーと…私急用を思い出しましたので、それでは皆様またの機会にお会いしましょう!
(一礼して、脱兎の如く逃げ出すRIN)
L様:まったくRINの奴…まるで懲りないわね…
(そう言って空間移動で姿を消すL様)
―僅かな後に遠く何処からともなく微かな悲鳴が聞こえてくる…
―了―
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