「…どうして…」
 …そう…『誰か』が呟いた…
 
 …そして奇しくもそれは…
 …『彼』が最初に呟いた『言葉』であり…

 …そして今にしてみれば…終焉(終わり)を告げる…

 …『言葉』だった…


 
―『終焉(終わり)』の『言葉』―
                ―序―
 


 再び教団はピンチを迎えていた。

 アレン達一部の者がゲート設置のために新本部へと一足早く向かい、ゲートを設置し終えたその直後…教団旧本部は再びノアの襲撃を受けた為だった。

 …この突然の襲撃に…慌ててアレン達に戻るようにコムイは指示を出した…

 …そして…『運命』は動き出した…

 …『終焉(終わり)』へと向けて…

                                            ―続く―