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 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!―前書き―

 皆様こんばんは、Happy Valentine!RINです。
 …と言うわけで(オイ!どんなわけだ!)…
 いきなり投稿させて頂いている連載物とは別に企画小説投稿させて頂きますv
 バレンタイン小説ですv駄文ですけど読んでやって、ついでにレスも頂けたら嬉しいですv
 贅沢言ってんじゃないの!
 まったく…あんたはとっとと続きを書きなさいよ!
 (スコップ持って何処からともなくRINの背後へと現れるL様!)
 (その直後…ドゴ!ドガ!ドザァ!という謎の効果音発生)
 (共にバッタリと倒れるRIN…)
 まったく…あんたはとっとと続きを書きなさいよ!
 (…そしてバッタリと倒れるRIN…)
 それじゃあみんなvこんなしょうがない奴の書いた話だけどどうか読んでやってねv
 (にこにこ笑顔で手を振るL様…ゆっくりと降りてくる幕…)

                             ―幕―
  

 
…………………………………………………………………………………………………





 

 ゼフィーリアには様々な伝説があった…

 何故かゼフィーリアは伝説クラスの聖人・賢人・英雄・勇者…エトセトラ・エトセトラが生まれる…そういう土地だった…

 …まあだから…そんな土地柄ゆえ…一般人には信じられない様な伝説がごろごろと転がっている…
 …そういう土地だった…
 
 …そしてゼフィーリアにはその伝説にちなんだイベントが結構あった… 


 
スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1


 …それはあるとても寒い…朝から雪がちらほらと降り…風に舞う… 
 …そんな日の事だった…

 お昼ご飯を食べる為みんなで食堂に集まったその時だった…
 「ガウリイvゼルvアメリアvシルフィールvミルガズィアさんvメフィーvそれにゼロスv」
 リナがにっこりと満面の笑みを浮かべ、その場にいる6人?とそしてついさっきまでそこにはいなかった…お役所仕事の謎の神官の名を呼んだ…
 『なっ!ななななななっ!何だ(ですか)(何の用ですの)(何の用だ)!?リナ(さん)(人間の娘よ!?)』
 見事に全員の声が揃う…
 《な!何事!これから何が!?》
 勿論心の声も見事に一致していた…
 「これ食べてねv」
 そう言ってリナは一つの小さなバスケットをテーブルの真ん中に置いた…
 笑顔否極上の微笑みを浮かべて…
 その様子は普段の彼女を知らない者から見れば…正しく無垢な天使の如く…
 …しかし…現在その微笑みを向けられている彼等の中で…その天上の美を堪能出来る余裕の有る存在はいなかった…
 …そして…勿論…いつの間にか(彼等にとっては…)現れたゼロスの存在に言及出来る存在も…
 …ゼロス自身も「相手にしてくれない…」といじける事も出来ず…
 全員…リナが置いたバスケットの中身を凝視しつつ…
 (…ちなみにバスケットの中身はチロルサイズの手作りチョコが7つ…)
 「…なあ…リナ…これ…何だ?」
 全員が思ったその言葉を口に出す事が出来た勇者は…ガウリイだった…
 流石は勇者の末裔である…(あんまり関係ないかもしれないけど…)
 …まあ…普段から…クラゲガウリイの異名を欲しいままにし、いつも思わぬ発言をする彼ならでは…といった所であろうか…
 「ヤァダvガウリイたらっvそんなの見れば解るでしょvチョコレートよv」
 やたら嬉しそうに…ガウリイを殴る事さえせず…にこにこと微笑みながらそう告げるリナ…
 「…いや…それは…わかるんだが…なんで…お前さんが…俺達に…食いモンくれるって…何かあるんじゃあ…」
 困惑しながら言うガウリイ…
 混乱しながらも…目をつぶり!歯を食いしばる!
 (さあ来い!いつも通りに俺を殴れ!いや!呪文で吹っ飛ばせ!頼むから!)
 ―こんな感じにガウリイの心は混乱している…
 「ヤァネェーvなんにも心配いらないわよvこれはあんた達の為に作ったんだからv」
 ガウリイの期待!?に反しやはりリナは微笑みながら言う…
 …そしてその言葉は…
 『え!エエー!!!リ!リリナ!(さん)!!!い!一体!どうしてっ!?』
 驚天動地の大混乱を全員にもたらせた!!
 「どうしてって?…ああそうか!あんた達知らなかったのね!そう言えば、あのイベントってゼフィーリア以外ではあんまり聞かないモンね!ヤーごめんねv当然知ってると思ってたわv」
 そう言ってアハハと笑うリナの様子は今日初めて見る…いつものリナ…
 『…イベント?』
 「…アア!そう言えば…そう言えばリナさんはゼフィーリアのご出身でしたね…それならそうと早く言って下されば良かったのに…それで僕も頂いても宜しいのですか?」
 全員が首を傾げる中ゼロス一人が納得し…バスケットに視線を向ける。
 「勿論vあんた達全員に一人1個ずつ作ってるわよv」
 (…な…何せ…姉ちゃんの命令だもん…ハハ…)

 ―「リナvあんたちゃんといつもお世話になってるあの人達には全員きっちり手作りのチョコレートを贈りなさいねv…もし一人でも渡さなかったら…解るわねv」
 
 (クッ!どんな形でも関係持った奴には!兎に角今日中に!なんとしてでも!全員に渡して、それで食べさせないと!それも出来るだけ丁寧にしないと!…ね…姉ちゃんが…ウゥ…)
 (………イヤー!!それだけは!それだけは!絶対ィィ!!!)

 「それではv僕は遠慮なく頂きますv」
 そう言ってゼロスはチョコを一つ取りぱくりと食べる…
 「ウ~ンv流石リナさん噂通り、とっても美味しいですv」
 (…イエ…それにしても…事情が解って余裕が出来ると…結構皆さん美味しい感情出しておられますねェ…リナさんも含め…有り難うございますリナさんv)
 「ど…どういう事だゼロス…」
 急に一人立ち直ったゼロスに不審を抱きつつ…呆気に取られた様にミルガズィアは言う…
 「ああ…それはですね…ミルガズィアさん…」
 そう言いながら人差し指を口元にあてようとしたその時…
 「秘密なのか?」
 ガウリイの言葉に…
 「ガウリイさぁ~ん…どうしてそんな意地悪するンですかァー?」
 ゼロスは世にも情けない声と表情でそうガウリイに詰め寄り…
 「なあ?リナ?」
 「何?」
 「俺…何か悪い事言ったか?」
 いつも通りの何も考えてない顔でそう聞くガウリイに…
 「いいえ…別に何にも言ってないわよv」
 にっこり笑顔で返すリナ…
 (ゼロスの奴はもう食べた事だし…どうせあいつの事だからあたし達の負の感情も食べてるだろうし…ここらで一度意趣返ししとかないとねv)
 「ウゥ~リナさんとガウリイさんの意地悪!」
 そうしてまたもゼロスは子供の様な捨てぜりふを残して去って行った…

                             ―続く―
 ―あとがき―
 済みません皆様バレンタインと銘打っておきながら14日中にUP出来ませんでした…
 そして…書いてる内に何故か予定より長くなってしまったので不完全ながらこれをUPします…
 続きは必ず書きます!
 …それにしても…最後の部分…最終巻のあのネタをパクッてしまいました…読んでない方…ネタバレ御免なさい<(_ _)>
 …イエ…あの部分好きなんですv
 …それで今回…あそこでゼロスが消えないと…何か延々続きそうだったので…丁度いいからと使ってしまいましたv
 
 それと虚無の欠片お待ち下さっていた方おられましたら申し訳ありません<(_ _)>
 近日中に必ずUPします…

 ―それではまたの機会に―RIN―