ゼフィーリアには伝説に彩られた特有のイベントがある…
それらのイベントは…ゼフィーリアでは広く知られているにも関わらず、周辺諸国等外部にはまるで知られていない…
ゼフィーリアの関係者以外で例外として知っているのは…
長い時を生きる種族・竜族やエルフ等や、寿命を持たぬ魔族の中でも一部の存在のみ…
―そして…彼等に恐怖をもたらした…伝説の聖者・バレン=ティンに纏わるというそのイベントを一般では…バレンタインデーと呼ぶ…
その日は…『奇蹟のパテェシィエ』の異名を持つ聖者・バレヌゥス=ティン(バレン=ティンの本名…長い時の果てに変化して一般には伝わっている…)が千年前に文字通り奇蹟を起こしたと言われる…その記念日であると言う…
そしてその日…ゼフィーリアでは…様々な者が願いを込めてお菓子を作る(特に作られるのが多いいのはその奇蹟の伝説にあるチョコレート…)バレン=ティンの奇蹟にあやかろうと…
スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1
「…それでどう言う事なのだ?人間の娘よ」
ゼロスが姿を消した後、最初に立ち直って、そう聞いたのはミルガズィアさんだった…
ゼロスが消えた以上、件のイベント云々について、追求出来る相手は、当のリナ本人のみだったからであった…
「う〜ん…ゼロスはすぐに気が付いたみたいだけど…ミルガズィアさんは知らない?一部では結構有名なんだけど…降魔戦争の時の聖者・バレヌゥス=ティンの奇蹟記念日って?」
「…降魔戦争の聖者・バレヌゥス…あの『赤の竜神の騎士』の従者で『奇蹟のパテェシィエ』と呼ばれたあの神官の事か!?」
驚愕を露わにするミルガズィア…
「…なんと…あの者はゼフィーリアの出身であったか…しかも記念日にイベントとは人間とはなんとも…うん?…そう言えば、リナと言う娘よ、ゼロスの奴がおぬしの事もゼフィーリアの出身だと言っておったが…そうであったのか?」
「そうだけど…言ってませんでした?」
「…ちょっと待て…リナ…その『奇蹟のパテェシィエ』というのは…もしかして聖者・バレン=ティンの事か?」
ミルガズィアとリナの会話に、ゼルガディスはふと何かに気が付いた様に、しかし怪訝そうな様子で、そう問いかけた…
―続く―
―あとがき―
RIN:皆様こんばんはRINです!前回の続きを書きました!
…でもまだ続きますが…
L様:RIN…あんた…『バレヌゥス=ティン』って何考えてんの?
RIN:…え?だってあの世界キリスト教ないですし…
…どうせ脚色しなきゃいけないんなら…
もういっその事話一つ作っちゃおうと思いまして…
L様:それで名前も聖バレンティヌスをもじって、
聖者・バレヌゥス=ティンってわけ?
RIN:そうです…
L様:…ねえ…RIN…所でこの話にはあたしが出る予定はあるのかしら?
RIN:あ!それはあります!
実は…この話…とある話と一部設定を共有してますから…
L様:そうvそれは良かったわv
…でも…設定を共有って…あんたはそれ殆どどの話でもやってるじゃないの…
RIN:ウッ!まあ…そうなんですけど…
L様:それで?具体的には?
RIN:…あんまり…追求しないで下さいよ〜(T_T)
ネタバレしちゃいますぅ〜(T_T)
L様:しょうがないわね〜
それじゃあそろそろこのあたりで終わりにする?
RIN:はい!では次回予告します!
次回はゼルガディスが語る一般に知られている、
聖者・バレン=ティンの伝承から奇蹟の内容についてです!
L様:でもゼルガディスはあんまり知らない筈よね?
RIN:そうです!…まあ…ゼルガディスの場合は又聞きの知識ですから…ハハ…
えー…それではこんな駄文ここまでお読み頂き有り難うございました<(_ _)>
―それではまたの機会に―RIN―
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