「…フフ…来たのね…待っていたのよvリナvルナv」
 優雅に微笑みを浮かべながら、黄金の輝きを放つ荘厳な玉座に座した、絶世の美貌を誇る金髪金瞳のこの世のモノとは思えぬ圧倒的な存在感を持つ美女は言った…


 
スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 

 
 「…神官・バレン=ティン…彼の能力(ちから)については先程ゼルガディスさんが話した通りですが…そのイベントと言うのは…ゼフィーリアというのはイベントの多いい国で、年中何処かで何かしらの口実を設けて大小様々な行事が執り行われているそうですよ…まあ…そういうお国柄らしいですね…いやー変わった国ですよね〜あの国は…」
 ニコニコしながらゼロスはそう言った…
 「…ちょっと待て…ゼロス…そのゼフィーリアの国柄とやらは解った…だがそれとバレン=ティンの能力(ちから)とやらは関係あるのか?」
 ゼルガディスは何かを堪える様に問い掛けた。
 「…ああ!それはですね…」
 僅かにニヤリと笑みを浮かべてゼロスが口を開く…
 「秘密なのか?」
 ゼロスの様子にガウリイがそう口を挟んだ…
 「…ガ…ガウリイさ〜ん…」
 またもゼロスは一瞬だけ泣きそうな表情でそう言った。
 「違うのか?」
 キョトンとした様子でガウリイが言う…
 …この様子に全員が脱力する…
 …はっきり言ってガウリイぐらいだろう…ゼロスにこんな態度を取るのは…

 …この場にいた存在達の思考はこの時奇しくも完全に一致していた…
 『…もしこの場にリナがいたら…どうしただろう?』と… 

                                  ―続く―

 ―あとがき―
 …あう…ようやく…まともに書けました…(T_T)
 …えー…今回は冒頭に『あの御方』が出てますv
 この方はある意味この話のキーパーソンになります…
 …が…その割に出番が少ないのでRINはいつも怒られるのですが…(-_-;)
 …えー…多分次回ぐらいでゼロスがサラッととんでもない事を言ってまた姿を消すことになると思います…
 
                        ―それではまたの機会に―RIN―