スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!エピソードその1第13話―前書き―


 皆様お久しぶりです…RINです…m(_ _)m
 今年ももうすぐバレンタインv
 スーパーに買い物に行けば美味しそうなチョコがイッパイv 
 …最近はチョコレート以外も売ってますけどね…
                 (…バレンタイン用のコーナーに…)
 …バレンタイン過ぎたら安くなるのでチョッピシ狙ってたりするんですけど…
 …実際買うかどうかは解らないです…
 …まあ兎に角!世間様でも着々とバレンタインの準備が行われていることですし!
 …と言うわけで!
 (…何が「と言うわけで」なのかはいつも通りのお約束と言うことにして、
                    深くは追求しないで下さいm(_ _)m)
 今年もやはり例年通り!連載させて頂こうと思います!
 バレンタイン&ホワイトデー企画!スレイヤーズ編!
 『スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!』
 予定だったらとっくに終わってるはずの!エピソードその1!
                     (…申し訳ありません<(_ _)>)
 連載再会させて頂きたく思います!

   ―それではこれまで見捨てずお待ち下さった皆様方、
              どうぞ第13話をお読み下さいm(_ _)m 

 …ちなみに前回までの話は…
 …著者別リストやカテゴリー別大検索に登録させて頂いておりますので、
 話が解らないと言う方は、そちらをどうぞご参照下さいm(_ _)m

 
                 ―それではまたの機会に―RIN―


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 「…ねえvルナv神族はとっても楽しそうな催しを行うようねv」
 目の前の…玉座の向こうに在るであろう、その存在はとても『楽しそう』な様子で言った…
 「…は…はい…ですが…決して『女王(クイーン)』に隠していた訳ではなく…」
 …隣にいる姉ちゃんが慌てている…
 …はっきり言って珍しい…普段ならあたしも…こんな姉ちゃん見たら驚くけど…でも…今回ばかりは…当然と言えば…当然かと…納得しつつも…この後の事を考えて、少しばかり憂鬱になる…まあ…仕方ないとこの際諦めるしかないのかもしれないけれど… 


 
スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 


 「…はあ…ガウリイさん…イエ…もうイイです…」
 …溜め息混じりのゼロスの呟きには…ある種の諦観にも似た悲哀の色が微かに見られた…

 「…兎に角本題に入りましょう…」
 …そうでないと…間に合わなかった場合…『リナさん』の『封印』抜きの『あの能力(ちから)』で八つ当たりなんかされた日には…幾ら僕でもさすがにまずいですからね…
 「…先程も言いましたが、神官・バレン=ティンは『奇蹟』の『能力(ちから)』と超一流と言っても過言で無い程の料理の腕を持っていたと言われています、そして『奇蹟記念日』と言うのは、彼がその『奇蹟の能力(ちから)』で、ある人物を『生き返らせた』日だと言われています」

 『…い…生き返らせた?…』
 …告げられた言葉の重さに…重なる複数の声には…複雑な感情が滲む…決して平穏無事な生活を送っている訳では無い『彼等』には、この『事実』はあまりに重いのだろう…見え隠れする複雑な負の感情に、ゼロスは内心で微かにほくそ笑む…

 …表情を変えていないのはミルガズィアさんくらいですね…恐らく元々この話を知っておられたのか…それとも…もしかしたら当時その場におられたのかも知れませんね…どうやらご本人との面識があるようでしたし…おや?メフィさんとおっしゃいましたか…確か…ミルガズィアさんの隣のエルフ族の方…あの方も何か思い当たることがある様ですね…まああちらは話に聞いたと言うくらいなのでしょうが…
 「…そうです、そしてその時に彼が作ったのがチョコレートだということで、多くの人がバレン=ティンの『奇蹟の能力』にあやかろうとチョコレートをこの日に作るんだそうですよ、ご自分の大切な人や身近な人の幸運や健康を願って」
 …まあですからこのイベント…本来は我々魔族にはあまり喜ばしいモノではないのですけどね…実質ゼフィーリア国内のみで、他国に広まっていない御陰で我々のダメージは殆どと言っていいほどありませんでしたし…元々ゼフィーリアには我々は近付けませんでしたし…
 …ですが…今年は…
 …実際獣王様はどうゆうおつもりで、放っておけと仰ったんでしょうか?…
 …どう考えても…神族は何かを企んでいるとしか思えないんですが…
 …『リナさん』が動いておられるのも気になりますし…
 「…まあ…そういうイベントですから、本当に『魔族』は何も…それに企てるも何も元々あの国は我々にとっては『干渉禁止』ですしね…」
 …何気なく言った言葉は…中級以上の魔族にとっては常識…だが…恐らくゼフィーリアの住人以外は知らないだろう事実…
 …本来ならあまり知られるべきではない内容ですが…
 …仕方ありませんよね…せめてこれくらいは話さないと、彼等はいつまでも警戒してなかなか食べてくれませんし…
 …尤も…もう一押しは必要でしょうが…
 「…兎に角そのチョコレートは今日中に食べておいて下さいね…食べなかった場合リナさんにドラグ・スレイブで吹き飛ばされるかも知れませんよー…」
 …そう言って僕は姿を消した…
 「…それじゃあ僕はこれで…ああそうそう…味の方は保証しますし、薬や毒の類も入っていませんでしたから、安心して下さいね…」
 …姿を消した僕は…思い直して最後にそれだけを声のみで伝え…
 …後はアストラルから、今度こそ完全に気配を消して、残された彼等の様子を見ることに決めた…

                                     ―続く― 

 ―あとがき―
 皆様どうもこんばんは、RINですm(_ _)m
 前書きでも書きましたが、毎年恒例のバレンタイン企画です。
 約一年振りの『ドキ!バレ!』の投稿になりますが、その為存在を忘れられてないかチョッピシ不安な気持ちを抱きながら書かせて頂いております…(-_-;)
 …と言うわけで…読んで下さる方がおられるのかチョット不安です…

                            ―それではまたの機会に―RIN―