…奇妙な『音』がしていた…

 ………………………

 …ピ…Pi…ピピ…
 …カチ…チ…チ…

 ………………………


 …仄暗いその空間で…
 …青白く微かに輝く…その奇妙な『台』から、その『音』はしていた…

 ………………………

 …ピ…Pi…ピピ…
 …カチ…チ…チ…
 …チ……ジー……

 ………………………


 
カッ!!

 凄まじい蒼い輝きを瞬間発し…
 パキン!
 …『何か』が壊れる様な『音』がして…
 …そしてその空間は闇に包まれた…
 


 
…そして再び… 
       ―序―



 『…遂にこの『刻』が来てしまったか…予測よりも…存外早かったな…』

 …黒衣を纏ったその人物は嘆息混じりに言った…

 『…さて…どうしたものか…』

                                            
―続く―