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「……本当に良いのか?」
「…ばあちゃん…これだって充分役目の内に入ってる…気にすんなよ…」
綱手の言葉に黒衣を纏った金髪の『少年』は薄紅の狐面を指先で弄びながら不敵な笑みを浮かべ…
…そして『少年』の挑戦的に鋭く煌めくその蒼い瞳は…第一現在(いま)はそんな事を気にしている時では無いだろう…そう言外に告げていた…
綱手はその目に射抜かれ仕方ないと嘆息する…
…どのみち…綱手や『少年』がどうあれ…結局それは決定事項…
…ならばいっその事、五代目火影の権限で『少年』に一任してしまえば、『少年』の負担は増えるかもしれないが、綱手も『少年』も安心できる…
…一任さえしてしまえば…その先は『少年』の権限の下、その裁量に委ねられる事になるのだから…
…だから綱手は決断する…
「…隠し目付衆・別名『木ノ葉の奥』宗主『奥継』よ…あいつらを頼むぞ…」
…『奥の手』を使う事を…
虎の穴―序―
「…虎の穴…ですか?」
…そう火影に問い返したのは誰だっただろう…
「そう虎の穴だ」
にっこりと不敵に笑んで、その五代目になったばかりの美しい火影はその場に集まった上忍達を見わたして言った。
「…現在の木ノ葉がどういう状況か、それはお前達もよく解っているだろう…現在の里は幾ら特殊なケースであったとはいえ、なりたての新米中忍と将来性は高くとも経験の浅い下忍に追い忍任務を課さねばならない…そんな状況にある…あの任務は本来なら暗部クラスの者達のみに任せるべきものだった…だが…現在は人手が足りない…そんな状況であいつらは正直良くやった…そして中忍試験の結果とあの任務の結果…そこからあいつらは多少力不足といえど十分に使えるだけの能力があると認められた…結果これからはあいつらも…本来ならば下忍や新米の中忍であるあいつらには早すぎる様な任務が課せられる事になるだろう…過酷な任務の中…極限状態において成長し強くなるというのならまだ良い…だが…持てる力の総てを賭しても力及ばず重傷を負い未来への希望を絶たれる…最悪死に至る…その可能性すらある…私はあいつらをそんな目には遭わせたくは無い」
どこか遠くを見つめる様な…そんな様子で綱手は淡々と居並ぶ者達に言った…
―続く―
―あとがき―
どうも遅くなってしまい申し訳ありません、RINです<(_ _)>
これは10000HIT特別記念キリ番をゲットされました、浜口 篤子様のリクエストをもとに書かせて頂きました。
浜口 篤子様改めて10000HITおめでとうございます!
そしてリクエストどうも有り難うございますm(_ _)m
リク内容はスレナル捏造設定(S・Dシリーズ設定)カカスレナル(カカシにバレてる)前提総受け長編小説と言うことでした。(…このリク権はリクLv2でした…)
…拙い駄文な為ご満足頂けるかどうか少し不安ですが…取り敢えずこれをUP致したく思いますので…ひとまずこれをお受け取り下さいm(_ _)m
もしご不満な様なら仰って頂ければ時間は掛かるかも知れませんが書き直しを致しますので、遠慮無くどうぞ(^_^)
―それではまたの機会に―RIN<(_ _)>
*済みません誤字があったので修正しました<(_ _)>
碧→蒼 (11/26‐PM)