…ロートたまがアレンたまに抱き付いてチューしたレロ…

 …ロッ!ロートたまー!いくらアレンたまに会えて嬉しいからって…
 …ア…アレンたまにもし嫌がられたら…辛いのはロートたまレロよー!


 
岐路(わかれ)への道程(みち) 
              ―5―
                〜幕間〜



 …レロにテレパシーで話しかける…
 …ここに来るまでの…アレンの様子が知りたい…

 …千年公…あの後どっか行っちゃったから…
 …千年公には聞けないし…

 …あーあ…千年公なら…アレンのことすぐにわかるのに…

 《…ねぇ?…レロー?アレンどうだったー?ずっと一緒にいたんでしょー?…》
 《…ジャスデビたま達に会うチョット前に泣いてたレロ…もしかしてスキンたまに何かあったレロか…》
 《…うん…スキンは…もう…》
 《…やっぱり…そうだったんレロか…》
 《…それでさー…ジャスデビの時はどうだったの?…僕らもさー…涙出なかったし…ジャスデビはギリギリだけど、扉通った感じあったから大丈夫だと思うんだけど…でもほら?ジャスデビと戦ったんでしょ?…なんかさ?チョットはアレン揺さぶれてる感じあった?…》
 《…アレンたまは…最初は戦い難そうだったレロ…でも…途中から…凄く苛ついてる様だったレロ…》
 《…フ〜ン…そっかー…じゃあそれなりに効果はあったのかなー?…》
 《…それでレロ…ロートたまっ!実は…この部屋に入る直前に…》
 「!それ!ホントッ!」
 「ホントレロー…ロートたま…でも…声大きいレロ…」
 あは…つい声が出ちゃった…でもレロったら心配性…
 「…大丈夫気付いてないよ…アレン達…外に夢中だもん」
 …それにこれくらいなら大丈夫…ふふ…こんなんで何をどう気付くって言うの…?…
 …どうせあいつらにはなんにも出来ないよ…
 「…レロ〜…」
 …心配そうなレロに僕は笑みを向けて…
 「…そっか…アレンがね〜…ふふ…そういえば…さっき…キスした時も…アレンあんまり驚いてなかったよね〜…戸惑ってはいたみたいだったけど…ふふ…嬉しいな〜…」
 …さっきのことを思い出して…嬉しくなる…
 …だって…アレン…嫌がってなかった…
 …戸惑ってはいたみたいだったけど…でも…アレン…気付いてる?それエクソシストの反応じゃないよ?
 …ねぇ…アレン…思い出してよ…
 …昔はいつものことだったじゃない…あんなの…

 …昔と同じように…アレンにじゃれついてみよう…
 …アレン…どんな反応するかな…?…
 …さっきみたいに戸惑うのかな…それとも…ふふ…

 …あれ…?…アレン…気にならないの?僕のこと…
 …まるで…当たり前みたいだよ…これじゃあ…

 …思い出したわけじゃないんだよね…アレン…

 …でも…

 …この様子なら…ふふ…

 …早く思い出してね…アレン…

                                            ―続く―

 ―あとがき―
 どうも皆様こんにちは、RINです。
 
 …本文中で《……》で表しているのは…WJ原作中でノアが使っているやつを表しています。
 …テレパシーと書いているのは表現の便宜上のものです。
 …もしかしたら…厳密には違うのかも…と思いながらも…似たようなものだろうと…思っていますので…

                                  ―それではまたの機会に―RIN―