…昔一人の少年がいました…

 …『彼』は美しく様々な存在(モノ)に愛されました…

 …けれどその為に…『彼』は『呪い』を受けました…

 …しかし…『彼』は『神』にも愛されていました…


 
―『約束』と『運命の鍵』―
              ―序―
  


 …いくつもの『約束』があった…

 …『立場』を超えて『旧友(とも)』と交わした『約束』…

 …幼き『少年』と『少女』が…未だ自らの『宿命(さだめ)』を知らず交わした『約束』…

 …『少年』と『男』の叶えられない『願い』と『約束』…

 …『悲劇』の果てに…歪んだ形で叶えられた『約束』…

 …『旧友(とも)』の『最期の願い』を叶えようと『約束』を果たし続ける一人の『男』…

 ―その総てが…『運命』を左右し決する為の『鍵』だった…

                                       ―続く―




   《第1章》