evoke one's recollections 《one's home》

 
      …愛しき者よ…
           …我が願うは汝の幸福…
                 …ささやかなりしただ人の生…

 
                              
―姜―4

 その日…私は朝から…妻の両親(ふたおや)が住まう苗族の村へと出かけていた。 
 「どうかしたのか?」
 帰ってみると…妻は何か深刻な表情(かお)で私を見つめた…
 「……あなた…」
 実は妻は暫く前から少し様子がおかしかった…何かを思い悩んでいる様に感じた…
 私はそれを、以前私が僅かに漏らした事実(こと)…息子の辿り得る…重い運命(さだめ)の為だと思っていた…
 しかし…妻の様子は…明らかに今朝から変わっていた…
 そう…私が『苗族の村に行く』と言った時から…

                   ―続く―
 ―あとがき―
 皆様、お久し振りです、RINですm(_ _)m
 久し振りなのに今回は短いです…ゥゥー(T_T)
 今回は前回でも予告した通り、久し振りに少年(子供)の両親サイドの話でした。
 そして次回は遂に例の兄妹(少年と少女)が彼らの家にやって来ます…多分…(オイ!)
 ―それではまたの機会に―RINm(_ _)m