…リナリー…キミの言葉が嬉しかった…
…だから方舟から一緒に出てきた…
…もう少し一緒に居たいと思った…
…そしてみんなと一緒にいて…僕はまた…迷ってる…
…どうすれば一番いいのか…ホントは知ってる癖に…
…でも…でも…
…『それ』をしたらっ…
―…みんなに『あの事』を知られたくない…
…知られたくないんだ…
―11年前の『奇怪』―
―8―
「…マナ…うっ…僕は…どうしたら…」
…どうしたらいいの…そう言い掛けた時…
「…そんなものは決まっているだろう…お前は本当に馬鹿弟子だな…」
懐かしい『声』が…聞こえ…
「…えっ…」
僕は…目を見開く…
「…うっ…そっ…だっ…」
…師匠…の声が…そんな…
「…なにが嘘だ馬鹿弟子が…」
恐る恐る…ゆっくりと振り向く…
…だって…信じられない…あまりにも都合が良すぎる…
…でも…振り向いたら…其処には…
「…師匠…」
…師匠が…いた…
―続く―
―後書き―
どうもRINです。
…ああまた短い…
話の構成上どうしてもこうなってしまいました…
申し訳ありません。
…がっ!何はともあれ…お待たせ致しました!漸く師弟の再会です!
今回冒頭アレリナで本文が師アレそして次回も今回に引き続き師アレです。
―それではまたの機会に―RIN―