「…少しお伺いしたい事があるのですが…」 久し振りに突然現れたあいつ… あいつが現れそう言ったのは、あたしとガウリイが最後の焼き鳥さんを巡って熾烈な戦いを繰り広げていた丁度その時だった… 赤き存在（もの）達のローカス―１― ―リナがいなくなった… ついさっきまで一緒に飯を食ってたのに… …あいつに客が来て… …そいつは俺も良く知ってる奴で… 別に特に悪い感じも無かったから… 何よりあいつがそれを望んだから… 俺はあいつらを二人にした… リナの様子がおかしかったから少し気にはなっていたけれど… でも…リナが…俺にそれを聞かれるのを望んでいない様な気がしたから… だからあいつらを二人にした… 危害を加えに来たのではないと、ただ聞きたい事があって来たのだと言う、あいつの言葉に嘘は無いとリナが言ったから… 「あたしは大丈夫だから！あんたは余計な心配しなくていいの！」 リナがそう言ったから、それを信じて… …でもそれが悪かったんだろうか… …あの時リナは様子がおかしかったのに… …それなのにあいつらを二人にした… …それが悪かったんだろうか… …何がなんでもあいつの側にいれば良かったんだろうか… …だがもう遅い…いくら後悔しても…あいつが此処にいない… …お前がいなくて…俺一人で…一体どうすればいいんだろうか… ―続く― ―あとがき― 皆様お待たせいたしました、ようやく赤き存在達のローカス第１話です。 いきなりリナが行方不明になってます… 一体何があったのか！？それについてはもう暫くお待ち下さいm(_ _)m 次回は多分アメリアが出てくると思います…（未定…） ―それではまたm(_ _)m |
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