…クルシカッタ…クルシカッタ…クルシカッタ…

 …『ヒト』の子の『闇』が…『ワタシ』を病ませた…
 …『ヒト』の子の『光』が…『ワタシ』を灼いた…

 …クルシクテ…クルシクテ…クルシクテ…

 …『ワタシ』は…だから…『オマエタチ』を『生み』だした…

 …『ワタシ』の愛しい『ワタシ』の『道化(こども)』…

 …どうかその『役割』を忘れないで…

 …そうでないと…『世界』が『壊れて』しまうから…


 
―悪魔の子―
        ―第1章―
              ―4―
  

 
 ―「神だってこの世界の終焉(デス)を望んでる」―
 
 「…そうだねロード…本当にそうなのかもしれない…」
 …『神』は望んでいるのかもしれない…
 
 …『変わり果てた僕』を…『不快』に思っているのならば…『それ』は絶対だ…

 「…『原因』である『人間』を…『削除(デリート)』しようとしていても…全然おかしくない…」

 …ごめん…ごめん…『僕』は全部…『キミ達』に押し付けて『逃げ出した』…なのに…
 
 ―「そんなの神じゃない…」「本当の悪魔だ!!」―

 …『すべての元凶』で…そして『神の道化』である『僕』に…『あんなこと』を言う『資格』…あるわけがないのに…

 …ごめんなさい…ごめんなさい…『僕』には…逃げることしかできません…先延ばしにすることしかできません…
 …どう足掻いても…『僕』は…『神(クラウン)』の『道化(クラウン)』だから…

 …だから…きっと…『いつか』…『僕』が…『現在(いま)』を『壊す』ことになるんだろう…

 …それが…『時の破壊者(クロノ=クラウン)』だから…

                                   ―続く―