―リハビリ用突発抜粋駄文(Dグレ)―
        【方舟編・奏者ノ資格予想ネタその1】
                     (『お蔵入りネタ』)
                 

………………………………………………………………

 ―ポタッ…ポタリ…

 ―アレンの血が床に落ちたその瞬間(とき)…

 ―ト…ク…ン…

 《…………………》

 ―トク…ン…

 …え…?…なんだ…?…いまの…?…

 ―アレンは…アレンだけが感じた奇妙な感覚に眉を寄せつつ、何処かから微かに聴こえたような気がする聞き取り損ねた『不思議な声』に奇妙な懐かしさを感じ戸惑いつつも『その声の主』を捜そうと顔を上げかけた時…

 《……オ……カ……エ……リ……》

 ―聴こえた『声』は足下から…

 その『声』にアレンが『そちら』を見た時、アレンは気付く…

 …え…?…なんで…血が…黒く……

 床に落ちたその『血』が…奇妙な事に淡く…漆黒に輝いていることを…

 そしてその『輝き』が見る見る強くなっていき、瞬く間に膨大な『光』の洪水と化していくその様を…

 総てほぼ一瞬の内に起こった『それ』を…アレンは…アレンだけは酷くゆっくりと体感していた…

                   ―続く― 

………………………………………………………………

 ―あとがき―

 前回と違って今回は最初っから『続き物』のつもりで書いていたので、キリの良いところで終わらせました。
 …そんなわけで前回より短いです。

        ―それではまたの機会に―RIN―

―――――――――――――――――――――――――
 
 ※初出:2010年1月11日『螺旋の館・別館(ブログ館)』
                     (ブログ突発駄文再録)