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―リハビリ用突発抜粋駄文(Dグレ)―
【方舟編・奏者ノ資格予想ネタその1】
(『お蔵入りネタ』)
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―12巻・第114夜
『亀裂チェリー』以降からの脱線…
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―「進化しただけあってなかなか頑丈だね」―
再びアレンのイノセンスを破壊しようとして、一度では壊しきれなかったティキ・ミックはそう言ってアレンへと歩み寄る…
―「だが 次で終わらせる」―
…ゆっくりと…
―「もう抵抗すんなよ少年?」―
…『ノア』の『力』を放ちながら。
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―「来ないで…ッ」―
少しずつ…近付いてくる『ノア』にリナリーは蒼白になる。
―「彼に…」―
…そして叫ぶ。
―「私の仲間に触らないでよ!!!」―
悲痛な声で…
そしてその声が届いたのか否か…
―「心までは砕かれるもんか…」―
直後アレンが意識を取り戻し…
―「貴方達闇から…」 「絶対…」「逃げる…」「もんか…!!」―
そう荒い息で言った。
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ハアハアと荒い息で、アレンは壊れ掛けたイノセンスを発動させながら、叩き付けられた『サイコロ』に手をつき、ふらつきながらも立ち上がろうとする。
力無くも危うい所作でのその行為に…アレンはめまいを起こしふらついて足下に手をつく。
…くっ…くっそ…
―ハア…ハア…
荒い呼吸でふらつきながらも手に力を込め起きあがろうとしたその時…
―ポタッ…ポタリ…
『サイコロ』に叩き付けられたその際に激しく打ち付けたのか、アレンの頭部から血が滴り落ち…
―カッ!!
そしてその『血』が床に落ちたと同時にアレンの足下…その『血』が滴り落ちた『床』から奇妙な…漆黒の光が溢れそして『それ』が晴れた時…そこにアレンの姿は無かった…
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「……え…?…」
「…アレ…ン…く…ん…?…」
「…エクソ…シスト…さま…?…」
「…少年…?…」
「…アレ…ン…?…」
―唐突に消えたアレンに…その場にいる者皆が動揺する…
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「…ロッ!ロードッ!アレンくんはどうしたのっ!?あなた達がなにかっ…!?…」
「…しっ…知らないよっ!こんなっ…僕は何にもしてない…!…僕にだってわかんないっ…!…」
唐突に消えたアレンに、リナリーは動揺し、『空間移動の能力』を有するというロードを問いつめようとして、言い掛けた言葉の途中で遮るように…動揺したロードの『自身も解らない』と言う否定の言葉に…
「…そんなっ…!…だって…あなたには『空間移動』の能力があるって…!…」
リナリーはそう反駁し…
「僕にはこんなことできないよっ!そりゃ『方舟』を動かせれば別だけど…もうこの『方舟』は『機能停止』していて動かすことが出来るのは…!…」
リナリーの反駁に…ロードはそこまで言って目を見開き…震えるその手を口元に当て…
「…ま…まさか…そんな…でも…」
ブツブツと『何か』を呟く…
「……ロード…まさか…?…」
「…ロ…ロートたま…」
そんなロードの様子にティキ・ミックとレロも戸惑いつつも問い掛ける…
「…まさか…なにか心当たりがあるの!?」
そんなノア達の様子にリナリーは声を荒げ…
そしてその時…
「…え…?…なに…これ…?…」
「……やっぱり…そうだったんだ…」
…まるで時が巻き戻されるかの如く…崩壊していた『方舟』が瞬く間に元の姿を取り戻していった。
―続く―
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―あとがき―
今回1話で終わらせられるかなぁ?と思いましたが結局無理でした…
このネタはクロスがあんまり出てこなくて『奏者ノ資格』はやっぱりアレンかなぁ?でもアレンなんにも知らなそうだし結局どうなるんだろう?と考えていた時に考えた予想ネタを元に考えたお話しでした。
他にも『奏者ノ資格』関連ネタは結構あって、すっかり『お蔵入り』状態でしたが、あんまり他のネタが書けないので引っ張り出して来ちゃいました。
そんなわけで当面はこの『お蔵入りネタ』を書くと思います。
―それではまたの機会に―RIN―
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※初出:2010年1月11日『螺旋の館・別館(ブログ館)』
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