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 ―リハビリ用突発抜粋駄文(Dグレ)―
        【方舟編・奏者ノ資格予想ネタその1】
                     (『お蔵入りネタ』)
                 

………………………………………………………………

 ―フワリと波打つ黒い髪…薄く開かれた眼から覗く瞳は黄金(きん)…

 …そして額には十字の聖痕。

 「…ノ…ア…!…」

 ―先程まで幼い頃の『自分』に似た顔だと…そう思っていた相手の顔…

 「…ま…ちょ…うそ…だろ…!?…」

 ―『その顔』が…髪の色と髪質の変化に伴い…

 「…ティ…キ…ミッ…ク…!?…」

 ―もう一人別の『人物』…

 …そうノアの一人である『ティキ・ミック』に似ている事に気付きアレンは動揺する。

 「…なん…で…?…どう…して…?…」

 ―かって…『自身(アレン)』の心臓に穴を開け、『左腕(イノセンス)』を壊したノアと…

 「…お…ま…えっ…」

 ―『目の前』にいる…つい先程まで…かっての…『養父(マナ)』と出会う前の『自分』によく似ていると…そう感じていた『相手』…

 「…おま…えっ…何者っ…だ…!?…」

 ―その『両者』の顔の相似に…

 「…どう…してっ…僕にっ…!…」

 動揺しアレンが問いつめようとした時…

 『…『アレン』…ヨウヤクアエタ…』

 そう妖艶な微笑みを浮かべ…

 『…『オレ』ノ『アレン』…』

 『彼』は親しげに優しい眼差しでアレンを見つめる。

 「…なっ!…なにっ…言って…!?…」

 敵である筈のノアと思しき『相手』の…その言動にアレンは戸惑い…

 『…『アレン』…『オマエノ仲間』…助ケタイカ…?…』

 ―そのアレンの戸惑いを無視し『彼』はそう微笑いながらアレンに問うた…
 
                    ―続く―

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 ※初出:2010年1月16日『螺旋の館・別館(ブログ館)』
                     (ブログ突発駄文再録)