―リハビリ用突発抜粋駄文(Dグレ)―
        【方舟編・奏者ノ資格予想ネタその1】
                     (『お蔵入りネタ』)
                 

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 ―トクン…トクン…トクン…

 その鼓動の音にアレンは目を開ける。

 「……ここ…は…?…」

 …僕は…いったい…?…

 アレンが意識を取り戻した『其処』は酷く暗い…まるで闇に支配されたような空間だった。


 …確かノアと…ティキ・ミックと戦っていた筈…


 ―!

 「ハッ!…そうだっ!みんなは…!?…」

 …確か…リナリーとチャオジーが奇妙な『サイコロ』のようなモノの中に閉じこめられて、ラビはロードと…
 そこまで考えた時だった…

 ―コツン…

 足下で『音』がした。

 …『それ』は床へと着地した『音』だった。
 …アレンは…今の今まで自身では気付いていなかったが呑み込まれた『黒い光』に抱き留められた『そのまま』の状態で浮遊していたのが…

 …『それ』がいま『接地』した。
 …その際の『音』だった。

 その事実に気付き驚きアレンは咄嗟に足下を見る。

 そしてアレンは足下を見て驚愕する。

 ―何故なら『其処』が…

 漆黒の黒曜石で出来たようなその『床』が…

 アレンが降り立ちそしてその視線を向けたその瞬間に…『床』だけが眩い『皓い』輝きを放ち瞬く間に『白銀』の輝きを放つ『モノ』へと変わったのだから…

                    ―続く―

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 ※初出:2010年1月13日『螺旋の館・別館(ブログ館)』
                     (ブログ突発駄文再録)