―リハビリ用突発抜粋駄文（Ｄグレ）―
　　　　　　　　【方舟編・奏者ノ資格予想ネタその１】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（『お蔵入りネタ』）
　　　　　　　　　　　　　　　　　

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　「…な…なんでェ〜…なんで…なんで…なんでそんなこと言うのぉ〜」
　ロードが顔をくしゃくしゃにして涙をポロポロと零す。
　その表情（かお）に…『オレ』はツキンとした胸の痛みを感じる。
　……罪悪感…か…だが…
　「……ッ…さっきも言っただろう…『兄さん』を殺した『お前ら』を『オレ』は許さないっ！…『オレ』の『願い』をはねつけた『あの瞬間』から…『お前ら』は『永劫』に『オレ』の『敵』だっ！！」
　一瞬だけ『オレ』は表情を歪め…そして出来るだけ『憎しみ』を込めて叫ぶ…
　そして暫しハアハアと肩で息をし…
　「……おい…お前らホントさっさと出てけ…クロスのトコに行くのが『お前ら』の『任務』だろうが…」
　そう言って『オレ』はエクソシスト達を振り返り…
　「…ぐずぐずしてると…今度こそ逃げられなくなるぜ…」
　そう告げ…
　もう一度口唇を動かし…
　「……………………………………………」
　（…千年公が来る前に、クロスに会え…）
　…そう伝える。
　…伝わるはずだ…距離は開いてるが…『ジュニア』はこっちを見てる…
　そう思った時…
　「…！…おまっ…！…」
　『神田』が目を見開き『オレ』をジッと見る。
　「……ボソリ……」
　そしてボソリと『何か』を呟き…
　「オラッ！行くぞっ！」
　踵を返し、再び『リナリー』の手を引っ張り、『ゲート』へ向かい歩き出した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―続く―

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　※初出：２０１０年３月１１日『螺旋の館・別館（ブログ館）』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ブログ突発駄文再録）