『時の破壊者』
伯爵の口から出てきたその言葉に僕が動揺していると…伯爵はこれまで僕が見たこともないような笑顔を浮かべた。
―ハティの訪れ―
―4―
「…えっ…どうして…伯爵がそれを…」
伯爵の言葉に僕は目を見開く。
…だって…『それ』は『教団』の人間しか知らない筈の言葉…
そう思っていると…
「…知っているのですカv?『時の破壊者』を…その『意味』ヲ…v?…」
伯爵が意外そうにそう問い掛けてくる…
―まるで『時の破壊者』には『何か特別な意味』でもあるかのように…
「…えっ…?…あっ…入団した時に…そんな予言を…」
…どういうことなんだ…ヘブラスカも誰も特に何も…なのになんで…伯爵がこんな反応をするんだ…?…
そう戸惑いながらも…いや…戸惑っていたからか…何故か素直に答えていた…
―続く―
―あとがき―
どうもRINです。今回も短いのでなんだか非常に申し訳ないです。
―それではまたの機会に―RIN―