「仕事?」
『俺』が一族と会って数日。ノアのことやイノセンスのことなどを全て聞いた後だ。唐突に言われた。
「はい。場所は貴方の居た地方です」
「え?千年公っ!はいはい!ストップ〜っ」
『俺』は手を上げて千年公に問いを投げかける。
「はい?」
「何すればいいの?」
「AKUMA造りを手伝って欲しいんです」
「AKUMA造りを?ブローカーでもいるの?あそこに」
「はい。墓にいつも来ているようですからね。ほら、貴方はいろんな姿になることも簡単でしょう?それを利用して…お願いできますか?」
「要するに…唆してやればいいんですね?」
『俺』は純粋に面白そうだと思った。
「はい。訳10人ほどいますが…大丈夫ですか?」
「勿論っ!千年公の役に立つなら何でもしますよ」
「では、よろしくお願いしますね」
「は〜い。行ってきます!」
『俺』は使い方を覚えた方舟を使って早速現地に向かった。ニッコリと笑いながら。