…誰にも必要とされなくて…
 …ずっと独りぼっちだった…

 …知らず『孤独』の『闇』に包まれていた…
 …気付けぬままに『心』は『恐怖』でいっぱいだった…
 …『絶望』に囚われかけていた…

 …そんな時に…漸く『光』を手に入れた…

 …それは一筋の『希望の光』… 


 
―『孤独の恐怖』と『希望の光』―
                 ―4―
 


 ―…初めて『誰か』に自分を必要とされた…
 ―…初めて『誰か』に自分を認めて貰えた…
 ―…初めて『誰か』の役にたてるかもしれない…見えかけた希望…漸く自分に温かな『光』が差すかもしれない…

 ―…『それ』は『あの日』の僕の思い…

 …ミランダさんの『言葉』は…
 …『それ』は…昔の『僕』に…少し似ていて…
 …だから…ミランダさんが『何に』苦しんでるのか…僕にはわかった…
 …ずっと苦しんできた…ミランダさんが…漸く…見付けかけた…掴みかけた…『希望』の『光』…
 …それをまた見失うんじゃないかって…その不安で…苦しんでいる…

 …手に入れた『光』…
 …だからこそ…
 …『喪失』の『恐怖』は大きく…

 …『孤独』への『恐怖』は尚深まる…
  
 ―…ミランダさんにとって…いま僕達は…
 …あの日の…『僕にとってのマナ』と同じ…

 …失う恐怖はよく知ってる…
 …だから言った…
 ―「あなたがいたから今、僕らはここにいられる、それだけで十分ですよ」―
 にっこり笑って… 
 ―「自分の傷は自分で負います、生きてれば傷は癒えるんですし」―
 平気だと…安心してと…死んだりしない…
 …『貴女』がやったことは『なにも』無駄ではないと…
 
 ―…そう僕らは死なない…貴女は何も失わない…

 …そう言外に告げて…

 ―発動を止めるように促した…

                                            ―終わり―