伯爵の声は毒のようだった。

まるで水のように

僕の精神の隙間に染み込んでくる。

まるで糸が絡まったように……操られるように

侵食していく。

気分が悪い。

筈だったのに

……心地よく感じた。

……もう、駄目なのかな?

初めてそう思った……