―唐突に掻き消えた楊ゼンの気配に、玉鼎は薬草を摘み入れていた籠をその手から取り落とし、慌ててその場を駆け去った…
幼き迷い子 ―2―
草原に着くと、玉鼎は楊ゼンに小さな籠を持たせた…
「楊ゼン…この籠に昨日教えた薬草の葉を一つにつき一枚づつ…全部で十枚集めて欲しいんだが…頼めるかい…」
「はい!わかりました師匠!昨日のあの薬草ですね!」
師の言葉に元気良く、とても嬉しそうに応えると、楊ゼンは籠を片手にキョロキョロと初めての薬草摘みを始めた…
楊ゼンは少し困っていた…
楊ゼンは知らない事であったが…楊ゼンが師から探すように言われた薬草は実は差程珍しい物ではなかった…
そしてその草原にもやはり沢山自生えていた…
しかし問題が一つだけあった…
それはその薬草に良く似た毒のある植物の事だった…
勿論玉鼎は最初に薬草の事を教えた時にそういう良く似た植物の事も注意していた…
楊ゼン自身にもその後直ぐに自分自身でその二つについて調べておくように言い、楊ゼンはその指示通りに、その二つの違いについて調べていた…
―続く―
―あとがき―
道行マリル様、済みません、遅くなってしまいました<(_ _)>
漸く『幼き迷い子』の第2話が出来ました…
と…言っても…なんか中途半端なようですね…(済みません…長くなりそうだったので…切りの良さそうな所で切りました…)
さて…楊ゼンに何があったかについてですが…
これに関しては今暫くお待ち下さい…
―それではまた―RIN―