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 ―クリスマスの夜…深々と降りしきる雪の中…『十字架』の前に…虚ろな瞳で力無く座り込んでいた子供…

 深い深い哀しみの『闇』に包まれながら…悲嘆に暮れながらも…その『魂』は確かに…微かにではあったが『助け』を求めていた…

 ―…『ダレ』カ…タスケテ…―
 ―…『ダレ』カ…―
 ―…『オトウサン』ヲ…タスケテ…―

 その聴こえた『コエ』が…『あの時』確かに妙に心に引っ掛かった…

 …だが…『あの時』は気に止めなかった…
 …『闇』が素晴らしかったから…

 そしてだから…『オトウサン』と言う『あの言葉』の『本当の意味』にも気付けなかった…

 …何故『あの時』気付けなかったのか…
 …『あれ』は『人間の思念(コエ)』などではなく…

 …『ノーブル』の…それも『無意識』の『思念(コエ)』だったということに…

 …『本当』に…何故『あの時』気付けなかったのか… 

 「…我輩が1番最初に『あの子』と会ったのは…『14番目』の墓の前でしタ…v…」
 『あの日』のことを思い返しつつそう告げた…


 
―白き『ノア』―
         ―4―
 

 
 「…『14番』の…?…どういうことですの?千年公?」
 告げられた言葉にアンナはその美しい眉宇を顰める。
 …それも当然の疑問だ…と伯爵は思いつつ…
 「…『14番』は『子供』を一人育てていましタv…『茶色の髪』に『銀灰色の瞳』の…何故か『左手』にだけ大きな『手袋』をした『子供』ヲ…v…」
 その疑問には答えず話を続ける…
 …余計疑問が増すでしょうがね…とそう思いながら… 

                                       ―続く―

 ―あとがき―
 …あう…今回は冒頭が長くて本文が短い…逆転現象状態です…
 
 ちなみに今回冒頭で書いている部分はその内外伝で書きたいと思っております。
 …と言うか…中途半端な形で書きかけで止まってしまっているんですが…(…完成すればいいなーと思っています…)

                                  ―それではまたの機会に―RIN―