―木の葉隠れの暗部には正体不明の凄腕の忍がいる…
 …他国のビンゴブックには…唯一その二つ名のみが載っていると言う…

 …その名を…『奥のツイナ』…

 …その存在を知る者達は…畏れを込めてこう呼ぶ…
 
 …『木の葉の奥の手(切り札)』と…


 
噂と事実と真実と―2―

 
 「既に知っている者もいる様だが、私が今回の作戦の作戦指揮官で『ツイナ』と言う。今回の任務は私と彼等4名を含めた計十二名、三小隊で行う」
 そう言ったツイナの言葉に、カカシは…そしてカカシだけでなくその場にいる他の暗部もまた…初めてツイナの背後に控える様に立つ二人の大人と二人の子供の存在に気付いた…

 …な…なんだ?今回の任務は…何で子供が三人も…変化なのか?…もしそうだとしてもチャクラに全くと言って良い程乱れがない…それに…さっきから気配がまるでない…ツイナ…あいつが話し出すまでは存在にすら気付かなかった…これほどまで完璧にチャクラをコントロールし気配を消せる奴らがいるとはね…
 …驚いたね…まったく…
 …そんな事をつらつらとカカシが思っている間も…ツイナの話は勿論続いていたが…カカシにはあまり関係の無い内容な様だったのでカカシはあまり真面目には聞いていなかった…

 「…それでは、これからは三代目から任務拝命時に各自それぞれ指示されている班で動くように…」
 …ようやく話は終わったらしい…それにしても長かったな…珍しいよなこういうのって…暗部の任務にしては…
 …って…あれ?よく考えてみたら…
 そこまで考えた時だった…
 「はたけ上忍、どうかしたのか?」
 …いつの間にか目の前に二人の子供を従えたあの子供、ツイナが立っていた…

                                  ―続く―

 ―あとがき―
 皆様こんにちは、RINですm(_ _)m
 …えー今回『彼』の暗部での名前が出てきました。
 …そして謎の忍が更に4人出てきましたが…彼等は下忍のスレキャラでもナルトキャラの誰かでもありません…
 …オリジナルです…

 …カカシが何だかやたら不真面目な気がしますが…一応話は聞いてます…
 …ちゃんと周りの状況も把握してます…目の前に来た『ツイナ』に気付けなかったのは『彼』の実力の現れです…

                        ―それではまたの機会に―RIN―